レクサスが東京五輪へオープンカー復活準備? 「LCコンバーチブル」“どれだけカッコイイか”が重要

新型「LCコンバーチブル」の市販化には“LCらしさ”が重要

 ところで気になるのは、このオープンボディのクーペが実際に市販されるのか? ということ。公開されたクルマはあくまで「コンセプト」で、そのまま市販されるわけではありません。

 レクサス インターナショナルの佐藤恒治さんによると「市販を検討段階」といいます。

すでにオープンモデルを見据えた設計になっていたレクサス「LC」

「オープン化を見据えて設計されていない通常の(屋根のある)車体の屋根を無くすと、ボディ剛性が大幅に落ち、たくさんの補強をしなければなりません。しかし、LCは開発当初からオープンモデルも視野に入れた設計をしており、オープン化しても最小限の車体補強だけで済みます。現在は実際に市販するにあたり障害がないかメカニズムを検証しているところ。真剣に検討しています」と教えてくれました。

 市販化にあたっては「コンバーチブルになっても、LCらしさを守れるかが重要」ともいいます。

 実際に発売されたとしても、気軽に購入できる金額設定にならないことは確かです。しかし、こういうモデルの存在がレクサスのブランドイメージを高めていくのではないかと実車を見て感じました。

「電動化が叫ばれれば叫ばれるほど、こういうクルマを求める人もいるのです」という佐藤さんの言葉も印象的でした。

 レクサスは「ISコンバーチブル」が2014年の生産終了とともにオープンモデルを持っていません。来年の2020年は東京オリンピックがあります。現時点では発売時期などまったく未定の「LCコンバーチブル」ですが、ここに間に合わせて登場させるのではないか、と個人的期待も含め予想します。カッコイイ「LCコンバーチブル」でのパレードランが世界が注目するオリンピックで見られるといいですね。

【了】

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Writer: 工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

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