いかついフェンダーに2.5リッターエンジン搭載! スバル歴代最強「S209」発表! 北米初導入にはどんな背景が?

2リッターエンジンを求める声もあった

S209に搭載される2.5リッターエンジン

「8000回転までまわる2リッターエンジンは魅力的ですよね。いっぽう2.5リッターエンジンは、ピストンの重量増などもあってそこまでの超高回転型にはできません。だから回して楽しいのは2リッターです。アメリカにもそれを求めるファンがいるのも知っています。しかし、アメリカでの日常を考えると、低回転でのトルクが太い2.5リッターのほうが好まれる。かなり悩みましたが、今回は2.5リッターでいくことにしました」(平川社長)

 とはいえ、開発目標値341hp(約346ps)というのは、STIモデルの歴代最高値。2.5リッターエンジンを組み合わせたから、この出力を達成できたという側面もあります。

 このS209は北米専用モデルで、残念ながら日本への導入計画はありません。北米では、2019年内の発売を予定しています。

 生産予定台数は約200台。生産に手間がかかるので、なんと1日に2台しか作れないそうです。

【了】

スバルWRX STIベースの最強マシン「S209」の詳細を現地画像でチェック(16枚)

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Writer: 工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

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