25年経った今もなお進化 ホンダ「CB400 SUPER FOUR」
時代に合わせて進化するCB400SF
1995年には「バージョンR」、1996年には「バージョンS」を追加。1999年には独自の油圧制御技術により、作動するバルブ数を制御する「HYPER VTEC」を搭載した2代目の登場と共にインジェクション化がなされ、2002年に「HYPER VTEC SPEC II」、2003年に「HYPER VTEC SPEC III」へと進化。そして、2005年の高速道路2人乗り解禁というタイミングで、ハーフカウルを装着したCB400 SUPER BOL D’ORが登場しました。
2007年には「HYPER VTEC Revo」(エンジン回転数に応じて1気筒あたりの作動バルブ数を2バルブ/4バルブと切り換えるHonda独創のバルブ制御機構で、極低回転域からレッドゾーンまでの全域をパワフルなトルク特性でカバーするシステム)を搭載した3代目が登場し、現在に至っています。
排ガス規制が厳しくなり、400ccモデルがどんどんと市場から消えゆく厳しい時代を生き残り、なおかつ脈々とその血筋を絶やさぬよう、4半世紀に渡り成熟を重ねてきたCB400はまさにロングセラーモデル。その見た目も登場当時から大きな変更点がないというもの特徴で、それだけに完成され、愛されてきた車両ということなのです。
CBという伝統の冠は伊達ではないのです。優等生と例えられるのは、誰が乗ってもバランスよく扱え、非の打ち所がない完成度が高いバイク、ということだからなのです。
2019 年モデルは、カラーバリエーションを3種とし、CB400 SUPER FOURがABSを標準装備、CB400 SUPER BOL D’ORにはABSに加え、スポーツグリップヒーターとETC2.0車載器が標準装備されました。
価格はCB400 SUPER FOURがキャンディークロモスフィアレッドとアトモスフィアブルーメタリックが91万1520円(消費税込み)、ダークネスブラックメタリックが86万8320円(消費税込み)。CB400 SUPER BOL D’ORはキャンディークロモスフィアレッドとアトモスフィアブルーメタリックが106万4880円(消費税込み)、ダークネスブラックメタリックが102万1680円(消費税込み)となります。
【了】