日本もすでに海外サイズが主力? 5ナンバーじゃなくてもコンパクトカーといわれるクルマが増えた理由

この10年間でこんなに変わった!

大柄のLサイズミニバン「アルファード/ヴェルファイア」も販売は好調

 コンパクトカー以外にも、セダンやミニバンなど多くの車種が「3ナンバー化」しています。自動車検査登録情報協会(自検協)の統計によると、平成20年と平成30年の保有台数を比較した結果、平成30年3月末現在の普通車登録台数は平成20年に比較して+13%、同じく小型車は‐16.45%となっています。とくに普通乗用車の比率が顕著に増えているメーカーは、下記の3社です。

・トヨタ +約26%
・スバル +約102%
・マツダ +約39%

 スバルは平成20年の約2倍に増えています。

 また、最新の販売台数データ(平成30年11月)でも、3ナンバー車の販売は102.6%と増加、5ナンバー車は94.4%に大幅減少しています。

アメリカでも、3ナンバーサイズの日本製コンパクトカーが大人気

 2017年の全米4輪車販売ランキングを見てみましょう。

10位(9位) ホンダ・アコード 30.0万台
9位 (5位) トヨタ・カローラ 30.9万台
8位 (7位) ホンダCR-V 34.0万台
7位 (4位) トヨタ・カムリ 34.3万台
6位 (6位) ホンダ・シビック 34.5万台
5位 (10位) 日産ローグ 36.3万台
4位 (8位) トヨタRAV4 37.5万台
3位 (3位) ダッジラム・ピックアップ 45.5万台
2位 (2位) シボレー・シルバラード 51.8万台
1位 (1位) フォードFシリーズ 80.7万台

 1~3位はピックアップトラック、これはビッグスリーが不動の地位を占めていますが、4位以下の乗用車・SUVにおいては、見事に上位を日本車が占めています。アメリカでも日本車人気が高いことがわかる結果です。

 アメリカでも日本車の人気が高い理由には、どのような背景があるのでしょうか?

「日本車は韓国車や欧州車に比べて、アメリカにおいて長い販売の歴史を持っています。とくに、カローラやシビックは50年前後の販売実績と信用があります。アメリカにはそれまで存在しなかった『コンパクトカー』というカテゴリーの車を最初に持ち込んだのも日本車です。この分野ではアメリカ車が日本車を超えることは難しいでしょう。それは、日本車がどんなに人気があっても、ビッグ3のピックアップトラックを超えられないのと同じ理由です」(J.D. Power グローバル・オートモーティブ部 シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネジャー ダグラス・ベッツ氏)

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