世界初披露! カモフラージュが取れたトヨタの新型「スープラ」は究極のスポーツカー

気になる走行性能の実力

 エンジン特性は、最大トルクをわずか1600回転から発生させ、アクセルペダルの踏み込み量に応じて思い通りの加速を得ることができます。走行制御のモードは「ドライビングモード(ノーマル/スポーツ)」と横滑り防止機構「ビークルスタビリティコントロール(VSC)」の大きくふたつに分かれ、それぞれ独立して切り替えが可能となります。

『ドライビングモード(ノーマル/スポーツ)』
「スポーツモード」では、エンジン、トランスミッション、ステアリング、サスペンション、LSD、エンジンサウンドなどをよりスポーティな特性に切り替え可能。

『ビークルスタビリティコントロール(VSC)』
通常のON/OFF以外に、中間特性となる制御介入を少し抑えた「トラクションモード」を新たに設定。

トヨタ「86」よりも100mm短いホイールベース

 新型「スープラ」のチーフエンジニア・多田哲哉氏は、開発にあたって次のように話します。

――新型「スープラ」の開発背景について

 走る楽しさを極めたピュアスポーッカーを追求しました。馬力やサーキットのラップタイムのような数値だけを追い求めるのではなく、いかにドライバーが車両と一体となって運転する楽しさを感じられるか、という感性性能を重視しています。

――カスタムやチューニングについて

 スポーツカーの楽しみと言えるカスタムについては、「86」の時より簡単ではないですが素のままで乗っても高い性能で楽しめるし、輸入車スポーツカーを乗ったお客様にも不満がない質感に仕上がっています。

 カスタムパーツについても準備を進めています。カスタムメーカーの皆さんにもお披露目しているので、専用パーツの開発もスタートしていると思います。

 また、このクルマはあらゆる部分に穴を用意しています。市販モデルでは塞がっていますが競技に出るときに、ダウンフォースやクーリングで必要となる穴あけ加工の手間を省くために穴を開けてあります。

 ※ ※ ※

 究極のスポーツカーとして開発された新型「スープラ」。日本での販売価格や時期はまだ未定ですが、2019年一番の注目モデルとなるでしょう。
 
【了】

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