女性ならではの視点で開発されたレクサス「UX」 走りもハンドリングも軽快

レクサスのコンパクトクロスオーバー新型「UX」は、女性ならではの視点で開発が進められたアーバンクロスオーバーモデルです。

シティーユースにも適したコンパクトクロスオーバーモデル

 レクサスのなかでもっともコンパクトなクロスオーバーモデルがデビューしました。最大の重量級モデルは「LX」。それに続いて「RX」、そして「NX」。車格で言えばその下に位置するのが今回デビューした「UX」というわけです。

レクサス新型コンパクトクロスオーバー「UX」

 僕が最初このクルマを目にしたのは、たしか海外の自動車ショーだったと思います。開発総責任者はトヨタ初の女性役員であるチーフエンジニア・加古慈さんです。

 女性ならではの視点で開発されているのは確かですが、決して女性仕様ではなく、細部に心憎いばかりの配慮が行き届いているという意味で女性的だと思いました。

 それは、ドアを開けて、シートに座った瞬間に感じるものです。座面は低く、足を投げ出すようなドライビングポジションが得られます。フロアとシートの段差が少ないのが特徴。

 一般的なクロスオーバーカーは、トラックのシートに座っているかのように、ペダルを上から踏みつけるようなポジションになってしまいます。それを嫌って、自然な姿勢でドライブできるように設計されているのです。

自然な姿勢でドライブできるように設計されたコクピット

 小柄な方でも視界が開けるように、フロントウインドーの見切り線や、ボンネットの盛り上がりも計算されています。コンソールボックスのパットも、シートを前にずらしても適切な位置になるように細工されているのです。そう、まさに女性ならではの発想ですよね。

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