新車購入時の「メーカー/ディーラー」オプションは何が違う? 取得税に影響も
新車購入時には、クルマに追加する機能や装備を選ぶことができ、「メーカーオプション」や「ディーラーオプション」といった種類が存在。では、このふたつは何が違うのでしょうか。
新車購入時のオプション品とは
毎年、この時期は冬のボーナスや年末商戦、新年初売りといった各自動車メーカーの販売ディーラーなどでは、さまざまなキャンペーンやイベントが多く開催されます。通常期よりもお買い得に新車や認定中古車を購入するチャンスとなります。
とくに新車を購入する際には、カーナビ、フロアマットといった装備品から、ボディコーティング施工など、さまざまオプション項目を選ぶことが可能です。
オプションとは、クルマ自体に標準装備されている機能や装備以外に追加で任意に選べるものです。オプションとして追加することにより、自分の趣向に合ったクルマにできます。
このオプション内容には、「メーカーオプション」「ディーラーオプション」という2つの種類が存在します。ユーザー側からすると、なにがメーカーオプションで、どれがディーラーオプションかわかりにくいのが現状です。
「メーカーオプション」とは、クルマを工場で作るときに一緒に組み付けるオプションのことで、具体的にはサンルーフやレザーシート、電動シート機能などがあります。選択できるのは、新車注文時のみとなり後付けすることはできません。
一方、「ディーラーオプション」では、カーナビやETC、フロアマットなど納車時に販売ディーラーで装着できるものです。「ディーラーオプション」の多くはメーカーや関連会社が制作する純正アクセサリーという、そのクルマに合わせて開発されたものが多く存在します。
新車購入時のオプションについて、トヨタの販売店スタッフは、次のように話します。
「メーカー/ディーラーどちらのオプション品も基本的には、販売店にてお客様と販売スタッフが購入されるクルマを相談する際に、ある程度決めることが多いです。
メーカーオプションは、一度注文してしまうと基本的にはキャンセルできないので、そこは慎重にお話を進めています。ディーラーオプションでは、後付可能なものが多いので悩む余裕もあります。
最近では、カー用品店や各種インターネット通販サイトなどでも、同等の性能を持った商品を扱っています。商品単体の価格面では販売ディーラーは高く感じますが、ご自身が再度お店に出向く手間や取付費用、そしてデザインの統一性を考えると、新車購入時に合わせて装着される方がほとんどです」(トヨタの販売店スタッフ)