GT-Rにセルシオ、NSXと名車の当たり年 平成元年を彩ったクルマ5選

ギネス記録を持つ、ライトウェイトスポーツ「ロードスター」

●ユーノス「ロードスター」

オープン2シーターの市場を再燃させた「ロードスター」

 1980年代にマツダは販売チャネルを拡張し、5つ立ち上げ、そのひとつ「ユーノス」から「NA型 ロードスター」は発売されました。

 それまで日本ではオープン2シーターの市場はとても小さく、ほとんど輸入車がシェアを占めるなか、マツダはオープンカー専用のシャシを開発しつつも、「ファミリア」の1.6リッターエンジンを流用するなどして開発期間を大幅に短縮。さらに価格も170万円台と安く抑え、日本のみならず北米でも大ヒットしました。

「ロードスター」の成功を目の当たりにして、国内外のメーカーがオープン2シーターを次々と発売し、オープン2シーターの市場が再燃するという多大な影響を与えたことは、「ロードスター」の大きな功績となっています。

 また、マツダが目指した「人馬一体」というコンセプトにより、110PSと平凡なパワーながらも、それを補うのに十分なほど軽量コンパクトなFR車として優れたハンドリングを実現。デートカーとしてだけでなく、走りを重視するユーザーにも受け入れられる存在となりました。

 この「人馬一体」は歴代「ロードスター」に受け継がれ、もちろん最新の「ND型 ロードスター」にも健在です。

 さらにマツダは2017年に初代「ロードスター」のレストア(再生)サービスと部品の復刻を開始しました。ユーザーにとってもメーカーにとっても、初代「ロードスター」は後世に残すべき1台という位置づけなのかもしれません。

●スバル「レガシィ」

高性能4WDセダン/ワゴンの代名詞となった「レガシィ」

 4WD乗用車というジャンルは、日本ではスバル「レオーネ」、海外メーカーではアウディ「クワトロ」によって確立されました。そのスバルも元々は雪道や砂利道などの、悪路走破性を高める目的で開発されていましたが、この「レガシィ」の登場で舗装路においても4WDが有効であると示しました。

 トップグレードでは2リッター水平対向4気筒ターボエンジンを搭載。出力は200PSとパワフルで、テストコースによる10万km連続走行の速度記録を樹立するなど、速さが際立つセダン/ワゴンの代名詞となりました。

 ボディサイズは5ナンバー枠に収まり、日本では使い勝手の良さもあって、ヒット作になります。折しも時代背景としてスキーブームもあり、高速道路から雪道まで難なくこなすオールラウンダーとしても人気に拍車をかけました。

 また、モータースポーツのベース車として「RSタイプRA」などがラインナップされ、世界ラリー選手権(WRC)へも参戦しました。強力なライバルがひしめくなかWRCの戦績は1勝に留まりましたが、後の「インプレッサ」に続く重要な布石になりました。

 いまもスバルは4WDモデルのセダンやワゴンをメインに販売していますが、その下地となったのが初代「レガシィ」だったのではないでしょうか。

※ ※ ※

 平成元年を彩ったクルマ5選はいかがだったでしょうか。どのクルマもエポックメイキングなものばかりで、クルマの高性能化、高品質化を牽引していった存在です。

 今回紹介したクルマ以外にも平成元年にデビューしたモデルとして、日産「フェアレディZ」(Z32型)や日産「インフィニティQ45」、トヨタ「MR2」(SW20型)など、ほかにも粒ぞろいでワインに例えると、平成元年は本当に当たり年だったと言えます。

【了】

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