日本車離れが加速か!? ボルボが2年連続で日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのはトヨタが要因?
2018-2019カー・オブ・ザ・イヤーはボルボ「XC40」が受賞しました。ボルボは昨年のXC60に続き、2年連続受賞の快挙を成し遂げました。どうしてボルボが受賞できたのか?その理由に迫ります。
ボルボが日本カー・オブ・ザ・イヤーを2年連続受賞
知り合いの選考委員に聞く、いわゆる「出口調査」でボルボ「XC40」の健闘をある程度予想していたものの、ボルボが日本カー・オブ・ザ・イヤー(以下:COTY)を2年連続で受賞したという状況を見て改めて驚きました。
そもそも日本車ですら連続で同じメーカーが受賞したのはトヨタとホンダとマツダだけ。いずれも素晴らしいクルマを続けて発表し、業績も急上昇するという勢いがあった時期でした。
日本車より高額な輸入車の場合は受賞も難しく、1980年からの38年の歴史の中で、輸入車が日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝いたのは2013年のVW「ゴルフ」と2017年のボルボ「XC60」の2回だけ。さらには同じ輸入メーカーが2年連続で受賞するなど、誰も想像していなかった事態です。
それはなぜなのでしょうか?
いくつか要因を挙げられるのですが、まずは今回最も話題にあがったスズキ「ジムニー」が、スズキの不祥事などを理由にCOTYノミネートを辞退したことです。「ジムニー」に問題があったワケではないけれど、参加したくないとのことでした。
ちなみに、「ジムニー」が辞退していなくても、私は高い点数を入れなかったと思います。「ジムニー」は楽しいクルマですが、作り込みや走行性能は普通。ただ高く評価する選考委員も少なくなかったと思います。
同じくスバル「フォレスター」も不祥事で辞退しました。COTYの主催はメディア側のため、次回からは辞退しても気にせず粛々と評価するシステムに変えた方がいいかもしれません。