メルセデス・ベンツ新型Cクラス 堅実に進化を続ける主力モデル 新たなパワートレイン搭載の「C200」はどんな走りを実現?

メルセデス・ベンツ新型Cクラスは、車両の大半のパーツを変更し発表されました。新たなパワートレインを搭載した「C200」は、どのような走りをするのでしょうか?

ランフラットからの変更は、乗り心地を重視した結果

 また、今回の新型Cクラスの魅力として、乗り心地の良さも付け加えておきます。電子制御ダンパーのアダプティブダンピングシステムの効果や、サスペンション周りの細かな変更も関係しますが、もっとも効果を発揮しているのが一部グレードを除きランフラットタイヤを廃止したことです。

ランフラットタイヤを変更することで、日本では乗り心地が向上した

 ランフラットタイヤは、タイヤの横側のゴムを肉厚にすることで、パンクして空気が抜けてもタイヤが潰れきらず一定距離を走れるタイヤです。しかし、横側を肉厚にしている分だけ、乗り心地に硬さが出やすいのがデメリットでした。その採用を取りやめることで、乗り心地、とくに街中などの低速走行時のコツコツと体に伝わる振動が少なくなり、快適性が向上していたのです。

 他にも高速道路をほぼクルマ任せで走れる運転支援システムは、満遍なく向上させており、新型Cクラスは引き続き好調な販売が容易に予想できるモデルとして進化をはたしています。

【了】

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