クルマをキレイに見せるテクニック 実は塗装面ではない部分がキモだった

タイヤやホイールを丁寧に洗い、黒い部分は念入りに

タイヤや樹脂部品をキレイにすれば引き締まります

 次にキレイにする方法です。タイヤはタイヤワックスでキレイに見えるようになりますが、水と洗剤を使いブラシで汚れを落としてからワックス処理するほうがなおよいでしょう。

 それでも足元がキレイ見えないならホイールの汚れを丁寧に凹部まで落とします。高性能車や輸入車ではブレーキダストでホイールが汚れやすいのですが、あまり汚れないクルマ、とくに回生制動を多用してブレーキをあまり使わないハイブリッドカーでは、ほとんど汚れないため洗わず放置される場合も。自動洗車機ではホイールやタイヤもブラシで洗いますが、表面だけで凹部はまったく汚れが落ちていないこともあります。

 そして、黒い樹脂パーツも丁寧に洗って、クリーナーを使用します。黒い樹脂パーツはSUVによく使われていて、多くはタイヤハウスのアーチ部分が黒い樹脂パーツになっています。また、オフロードテイストを表現するためにバンパーの一部が樹脂そのままというクルマもあります。

 その他にも、黒い樹脂が使われている部分は、バンパーの下の部分、サイドミラーの根本、ワイパーやカウルトップパネル、フロントグリル回りなど、意外と多く存在します。こういったところも丁寧に洗い、白っぽく劣化しているなら樹脂部分用のクリーナーなどを使ってキレイにすると良いでしょう。

 手洗い洗車を専門とする業者によれば、バンパーが未塗装のクルマは減ってしまい、黒バンパーをキレイにする洗車メニューはほとんど頼まれることはないといいます。しかし、SUVを中心に黒い樹脂部品が多いクルマは増え、大径タイヤもクルマのスタイルの重要な部分となっています。

 したがって、黒い部分をキレイにすることは、クルマをより新車の状態に近づけるのに大事なポイントになってきました。

 洗車やワックスがけの後に、色が塗られたボディやガラスに加え、タイヤやホイール、そして忘れがちな黒い樹脂パーツをケアすることで、新車の輝きを取り戻させることができるかもしれません。

【了】

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