“移動オフィス”で働き方改革? ハイエースを仕事場にする効率的な移動空間が登場

働き方は、日々多様化するとともに効率化されています。移動先での時間も上手に使いたいという人のために、“移動するオフィス”が誕生しました。

移動先の時間も効率的に

 日頃、外営業や現場での仕事が多い人や会社にとって、出先での仕事効率化はひとつの課題と言えます。今回、“移動できるオフィス”が欲しいという人にとって朗報な「移動現場事務所」の新型モデルが発売されました。

ハイエースを改造した移動するオフィス(移動現場事務所)

 この“移動するオフィス(移動現場事務所)”とは、トヨタ「ハイエース」や日産「バネットバン/キャラバン」をベースに、車両内で事務処理ができるように改造されたクルマです。

 工事現場での作業・監督や遠方への営業を担当する社員が出先で業務を行うことができ、事務処理のために会社に戻る移動時間を削減できる商品となります。

 展開車種は、トヨタ「ハイエースバン」と日産「NV200バネットバン」、日産「NV350キャラバン」をベースに、収納棚、テーブル、エアコンなど快適に事務処理が行える機能を搭載。また、長時間使用を考慮した外部電源取込口を設置することで、アイドリング騒音や排気ガスなどによる周辺環境への影響に配慮しています。

 移動現場事務所は、「業務の効率化」と「労働時間の短縮」など移動時間の削減や現場事務所を建てる場所がない工事現場にも有効で、クルマ1台分のスペースがあれば現場での事務処理が行えます。

 今回の移動現場事務所の開発・販売について、大和リースは、「もともとは、当社で現場監督の職務を担う工事部門の社員の残業時間低減を目指して開発・導入しました。また、販売も随時対応させていただきます」と話します。
 
 現時点で公表されているのは、「日産・NV200バネットバン(5年リース:月額63,000円)」、「日産・NV350キャラバン(5年リース:月額82,500円)」、「トヨタ・ハイエースバン(5年リース:月額83,200円)」という金額設定です。

 また、前途の大和リースは、「業務の効率化と労働時間の短縮に向け、建設業に限らず保険業界、マスコミ業界などさまざまな業種の方にも広くご活用いただけるような商品として展開していきます」と述べています。

 移動先の時間も効率良く使いたいという働く人にとって、“働き方改革”の一環になるか期待の製品と言えます。
 
【了】

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