外環道の“下道”ついに着手へ! 練馬のタテ道路「完全空白地帯」に“夢のルート”実現に一歩! 大泉JCT~千川通り間のブツ切れ“未事業化部”「外環の2」石神井台2期が事業化
東京都は2026年9月2日、「外郭環状線の2(石神井台2期)」の事業着手を発表しました。
外環の「下道」 大泉から千川通りまでがひとまず着手へ
東京都建設局は2026年9月2日、東京都練馬区にある石神井台エリアで「東京外かく環状道路」を構成する「外郭環状線の2(石神井台2期)」の事業着手を発表しました。
一体どのような道路なのでしょうか。

外郭環状線の2(外環の2)は、都心から15kmほどをぐるりと結ぶ「東京外かく環状道路」事業の一部です。
東京外かく環状道路とは、都心部を囲むような円環状に配置され、練馬区や杉並区などを経由して、埼玉県の和光市や三郷市を経て、千葉県の市川市に至る延長85kmの道路です。
高速道路部の「東京外環自動車道(C3・外環道)」と、国道298号や埼玉県道88号線「和光インター線」などからなる下道の一般道路部で構成されています。
高速道路部では、首都高都心環状線(C1)の外周を通るルートとして、首都高中央環状線(C2)、首都圏中央連絡自動車道(C4)と一体となって、首都圏の交通ネットワークを支えています。
現在のところ、大泉JCTよりも南側が高速道路部、一般道路部どちらも未開通の状態です。どちらも事業が進んでいる最中となります。
事業着手が発表された「外郭環状線の2」は、この外環道の一般道路部、つまり下道となる部分のうち、世田谷区の北烏山五丁目から練馬区の東大泉二丁目を結ぶ延長約9kmの都市計画道路を構成します。
このうち、着手の対象となるのは、石神井川手前の都道245号線「新青梅街道」と都道8号線「富士街道」を結ぶ、延長1.08kmの区間「石神井台2期」です。
道路幅22mの2車線(片側1車線)道路を新設する計画で、両サイドに5.75mの歩道が設けられ、歩道地下に電線類を埋設する無電柱化が実施されます。
同区間が開通すれば、周辺はこれまで南北方向の主要道路がなかったエリアで、交通利便性が向上。周辺の生活道路に流出していた交通が集約され、地域の安全性や防災性などの向上に期待されています。
また、北側に位置する関越道・外環道の大泉JCTのアクセスも改善され、高速道路の利用も便利になります。
外郭環状線の2は、1966年(昭和41年)の都市計画決定から2014年(平成26年)に幅員減少や交通広場の設置などを盛り込む変更を行い、現在は同区間を6分割して計画を進めています。
すでに、大泉JCT至近の東大泉二丁目の都道24号線「目白通り」付近から石神井町八丁目の「前原」交差点付近にかけての延長1kmについては、2012年に「大泉JCT地域」として事業化しており、工事が進んでいます。
今回の石神井台2期と合わせ、大泉JCTから都道439号線「千川通り」にかけてすべてが事業化。以南は外環道「青梅街道IC(仮称)」が整備予定で、練馬区エリアの下道はすべて事業化することとなります。なお、現在のところ、全線開通時期は未定です。
Writer: 春山優花里
フリーランスの編集記者。WEB媒体を中心に15年以上メディア業界で働くなんでも屋。幼少期に叔父の書斎で見た膨大なミニカーコレクションに圧倒され、クルマやバイクに興味を持つ。漫画やアニメ、ゲームが好き。















