トヨタ新型「プリウス」発表! “価格差185万円”の「最安モデル」と「最上級仕様」で何が違う!? “19インチアルミ”&“豪華合成皮革”装備! 内外装やパワートレインの大きな仕様差を比較!
トヨタは2026年7月1日、「プリウス」を一部改良し、同日に発売しました。新たなプリウスで最も安価なモデルと最上級モデルではどのような違いがあるのでしょうか。
最安モデルはビジネスの相棒、最高級モデルは走りと快適性も充実
トヨタは2026年7月1日、「プリウス」の一部改良モデルを発売しました。改良後のプリウスのラインナップで、最も安価なモデルと最上級モデルでは、どのような違いがあるのでしょうか。
プリウスは、1997年に世界初の量産型ハイブリッドカーとして誕生しました。低燃費を強みとするだけでなく、ハイブリッド車を広く普及させるきっかけとなったモデルとして知られています。
現行型は5代目で、2023年に発売されました。ボディサイズは全長4600mm×全幅1780mm×全高1420-1430mm、ホイールベース2750mmです。
「Hybrid Reborn」をコンセプトに掲げ、従来からの環境性能に加えて、「一目惚れするデザイン」と「とりこにさせる走り」を備えたクルマを目指したと説明しています。
低く構えたモノフォルムシルエットやスポーティな走りを採り入れたことで、燃費のために選ぶだけではなく、長く付き合う「愛車」として選ばれることも意識したプリウスへと生まれ変わりました。
これまでに何度かの改良が行われていますが、今回の一部改良では、車速感応オートパワードアロック(衝撃感知ドアロック解除システム付)を全車に標準装備しました。
また、Zには先進運転支援システム「Toyota Safety Sense」のひとつの機能として、これまでオプションだったアダプティブハイビームシステムを標準装備。電気式4WD「E-Four」車には「SNOW EXTRAモード」を採用したほか、Xを除くグレードには新しいボディカラー「ニュートラルブラック」が設定されています。

ラインナップのうち、最安モデルとなるのが「X(ハイブリッド車 2WD)」です。Xは、トヨタが「ビジネスに必要なアイテムを配備したモデル」と説明する仕様で、仕事の移動に求められる燃費性能や安全装備、実用性を重視しています。
一方、最高級モデルは「Z(プラグインハイブリッド車 2WD)」です。充電により、長距離のEV走行が可能なプラグインハイブリッド車の最上位モデルとして、内外装や快適装備も充実させています。
外装では、Xが195/60R17タイヤと17インチスチールホイール、ブラックのフロントロアグリルを採用します。華美な装飾を抑えた、ビジネスシーンにもなじみやすい仕立てです。
Z(プラグインハイブリッド車)は、195/50R19タイヤとよりスポーティな大径の19インチアルミホイールを装着。フロントロアグリルには艶ありブラックと金属調シルバー塗装を組み合わせ、LEDアクセサリーランプも標準装備しています。同じシルエットを持ちながら、細部の光沢や造形によって上級モデルらしい存在感が加えられています。
内装の質感やシート機能では、Xがアクティブグレーのシックなファブリックシート表皮と運転席6ウェイマニュアルシートを採用。他グレードのようなアンビエントライト(室内イルミネーション)は設定されず、実用性を追求したシンプルな仕立てです。
対するZは、合成皮革のスポーティシートに加え、運転席8ウェイパワーシート、前席シートヒーター、前席シートベンチレーションを備えています。
装備面も明確な違いがあります。Zには12.3インチディスプレイオーディオやデジタルインナーミラー、ワイヤレス充電器、パワーバックドアなどが標準装備されます。
一方、Xはオーディオレス仕様となっており、ビジネスや予算に応じて8インチディスプレイオーディオなどオプション追加する構成です。ただし、充電用USB端子(Type-C)や1500Wのアクセサリーコンセントといった基本機能は備わっており、仕事の移動に必要な実用性はしっかりと確保されています。
安全装備では、両モデルともToyota Safety Senseを備えていますが、ヘッドランプの制御機能には違いがあります。Xはオートマチックハイビーム、Zは今回の一部改良で標準装備となったアダプティブハイビームシステムを採用しています。
パワートレインは、Xが1.8リッターエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、システム最高出力は103kW(140PS)です。日常やビジネスの移動に必要な動力性能を確保しています。
一方、Z(プラグインハイブリッド車)は2.0リッターエンジンと高出力フロントモーターを組み合わせた最新のプラグインハイブリッドシステムを採用。システム最高出力は164kW(223PS)に達します。走行性能を重視し、力強くエモーショナルな走りを実現しています。
なお、Z(プラグインハイブリッド車)は大容量の駆動用バッテリーを活かし、満充電時には日常のドライブをほぼ電気だけで賄えるEV走行距離87km(WLTCモード)を実現。
レジャーや停電・災害時に役立つ外部給電機能(EV給電モード/HEV給電モード)を備えている点も、ハイブリッド車のXにはない大きな強みです。
燃費はWLTCモードで、Xが32.6km/L、Zが25.9km/Lです。
価格(消費税込)は、X(ハイブリッド車 2WD)が279万6200円、Z(プラグインハイブリッド車 2WD)が464万5300円です。価格差は184万9100円です。
Xは、装飾や快適装備を絞りながらも、プリウスの持ち味である低燃費と基本的な安全性能を備えたモデルです。日々の移動距離が長く、仕事の相棒として効率よく使いたい人には、その32.6km/Lという燃費性能も大きな魅力となるでしょう。
一方のZ(プラグインハイブリッド車)は、外部充電を活用した走りに加え、力強いパワートレインや上級装備も求める人に向いた仕様です。
毎日の移動を堅実に支えるXと、走りの性能アップで移動そのものを楽しむための装備まで盛り込んだZ。どちらもプリウスらしい環境性能を出発点としながら、選んだ先にあるカーライフは大きく異なる2台といえそうです。
Writer: 青木一真
埼玉県生まれ。宅配ドライバーを経験した後に、車中泊関連の記事執筆を開始。現在はフリーライターとして、車メディアに従事している。自動車は輸入車、スポーツカー、SUV、ミニバン、軽自動車の所有を経験。月間3000kmほどを走行している。








































