約20年ぶり復活! ホンダ「“新型”インテグラ」登場で問合せ“殺到”! 2リッターターボに「6速MT&左ハンドル」の“マニアック仕様”で国内投入! 販売店でも「購入希望者」集まる
ホンダは北米で販売しているアキュラ「インテグラ タイプS」を国内へ導入します。販売店に最新情報を聞いてみました。
車両本体価格が800万円オーバーの可能性が高い「インテグラ タイプS」
2026年3月5日、ホンダは北米市場で高い評価を得ているアキュラ「インテグラ タイプS」を日本市場へ導入すると発表しました。
その後、ユーザーから寄せられた反響について、首都圏のホンダディーラーに問い合わせてみました。
「インテグラ」の初代がデビューしたのは、1985年のことです。当時のモデル名は「クイント インテグラ」でした。今となっては懐かしいリトラクタブルヘッドライトを装備し、2分割グリルのフロントマスクが個性を放っていました。
全車で当時としては高性能だったDOHCの1.6リッターエンジンを搭載し、3ドアと5ドアの2つのボディバリエーションを設定。スポーティカーの新たな領域を開拓したモデルとして人気を博しました。
1989年にはフルモデルチェンジを実施し、2代目インテグラがデビューしました。こちらも初代同様、3ドアと5ドアの仕様が用意されています。
CMキャラクターには、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの主人公“マーティ・マクフライ”を演じたマイケル・J・フォックス氏が起用されました。
彼が発した「カッコインテグラ」というセリフは、そのまま2代目インテグラの代名詞になったのです。
この2代目には、NAエンジンで量産世界初となるリッターあたり100馬力を達成した、1.6リッターDOHC「VTEC」高性能エンジンが搭載され、注目を集めます。
1993年には、個性的なプロジェクター式の丸型4灯ヘッドライトを採用した3代目へとフルモデルチェンジを果たします。3ドアはそのまま維持しつつ、5ドアから4ドアへと変更されました。
3代目インテグラのハイライトといえば、1995年にデビューしたスポーツモデル「タイプR」の存在が挙げられます。
「NSX-R」と同じ「チャンピオンシップホワイト」のボディカラーをまとい、初期モデルは手作業で組み上げられたリッター100馬力超のエンジンを搭載しました。
「より身近なタイプR」というコンセプトどおり、デビュー時のクルマ本体価格はおよそ230万円と、今では考えられないような価格設定だったのです。
その後、インテグラは2001年に4代目へと進化しました。このモデルからは、3ドアハッチバックのみのラインナップとなります。

日本国内でのインテグラ販売は、2007年に終売したこの4代目までとなり、5代目へと進化したインテグラは、ブランクを経て2022年に北米市場でデビューを果たしています。
5代目インテグラは、現地でプレミアムコンパクトセダンセグメントにおいて40%以上のシェアを誇る人気モデルです。
今回日本に導入されるのが、この5代目というわけです。
生産を担うのは、ホンダ・ディベロップメント・アンド・マニュファクチュアリング・オブ・アメリカのメアリズビル4輪車生産工場です。現地では高級ブランド「アキュラ」として展開され、日本ではアキュラブランドのまま輸入車として導入されます。
導入にあたっては、国土交通省が新たに創設した米国製乗用車に関する認定制度を活用しました。2026年後半より発売される予定です。
アキュラブランドとして、日本市場において19年ぶりの復活を果たすインテグラ。エンブレムは、ホンダを示す「H」ではなく、アキュラの「A」です。
なかでも導入されるグレードは、4ドアセダンのハイパフォーマンスモデル「タイプS」です。
ボディサイズは、全長4725mm×全幅1900mm×全高1407mm。乗車定員は4名です。車両重量は1460kg、駆動方式は2WD(FF)となっています。
パワートレインは、「シビック タイプR」と同等の2リッターVTECターボエンジンで、最高出力320馬力、最大トルク420Nmを発生させ、6速MTを組み合わせます。
かつてのインテグラ タイプRを思い起こさせるハイパフォーマンスぶりも魅力ですが、注目すべきは左ハンドル仕様のまま販売される可能性が高いという点です。
この組み合わせが実現すれば、「6速MT&左ハンドル&ガソリンエンジン」という、非常にマニアックな仕様が誕生します。
米国での価格は5万3400ドル。そのまま日本円にすると、約852万円です(2026年8月下旬時点)。
およそ20年ぶりに、かなり立派になって日本に凱旋する予定のインテグラ、ユーザーの反響について、8月下旬に首都圏のホンダディーラーに問い合わせてみました。
「当店では現行モデルのシビックタイプRにお乗りのお客様がお乗り換えをご検討していらっしゃるケースが数件あります。
あるお客様は、『シビックタイプRの次に…と考えたとき、NSXやS2000など、古い世代のスポーツモデルになってしまう。しかし、自分としては最新のホンダ車に乗りたい。そこにインテグラが輸入されると知り、とても気になっている』とのことです。
アメリカでは5万3400ドルなので、日本円に換算すると約850万円です。
車重約1.5トンを切るボディに2リッターターボエンジンはパワフルな走りが期待できるはずです」
他のホンダディーラーにも問い合わせてみました。
「インテグラに関しては『早めに予約しておきたいのだが、いつから可能か』というお問い合わせをいただいております。
確定はしておりませんが、『6速MT&左ハンドル&ガソリンエンジン』の組み合わせを持つ数少ないモデルとなる可能性が高いため、欧州車にお乗りのお客様からも注目度が高いのです。
発売直後は注文が相次ぐ可能性があるため、ひとまず枠を押さえていただく方法をおすすめしております」
こだわり派のユーザーにとっては「左ハンドル+MT+純内燃機関(ICE)」は胸アツという気持ちに共感できるのではないでしょうか。
限定車ではなさそうですが、欲しいと思ったときに手に入れておかないとチャンスを逸する可能性が高いモデルといえそうです。
アキュラインテグラのデザインやパッケージングに魅力を感じたのであれば、明確な購入の意思を早目に最寄りのホンダディーラーへ伝えた方がよさそうです。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。

























