「軍艦島」にも行きやすい!? 半島南部の「新たな自動車専用道路」に新トンネル貫通! 山をズドンで国道“シッカリ迂回” 長崎ICから直通の長崎南環状線「江川トンネル」貫通 開通まであと少し
2026年8月20日、長崎県長崎市で整備が進められている「長崎南環状線」のうち、「江川トンネル(仮称)」が貫通しました。
長崎市南部の新ルート開通まであとすこし
長崎県は2026年8月20日、長崎市内で整備が進められている「長崎南環状線」のうち、鹿尾町~江川町にかけて掘削を進めていた「江川トンネル(仮称)」の貫通式を実施しました。
どのようなトンネルで、正式に開通したらどう便利になるのでしょうか。
長崎南環状線は、長崎市の南部に敷設された半環状の自動車専用道路です。2011年までに長崎道の長崎ICから西に進み、長崎湾を通過する「女神大橋」を経由し、対岸の長崎市大浜町までの8kmが開通しています。
現在整備が進められている新戸町~江川町工区は、長崎市上戸町4丁目の開通済みのルートから南下する別ルートの支線で、長崎市江川町にかけて、長崎港を渡らずに長崎半島南部に向かう、延長5.15kmのバイパス区間となっています。
江川町では国道499号への接続のほか、そのまま県道29号線に直通し、沖之島、伊王島方面に向かうことができます。

幅3.25mの2車線道路を敷設する計画で、住宅地を避けて山間部を貫くようなルートを採用しており、その中核を担うのが江川トンネル(延長2137m)です。
2023年(令和5年)度から掘削工事が始まり、掘削機械を使った通常掘削で掘り進めていき、岩盤が固くなってきたところで発破掘削に切り替え、2026年(令和8年)6月16日に無事貫通しました。
トンネル内の道路は幅10mで、3.25mの2車線道路となる予定。今後はコンクリートの吹付けなどトンネル内部の工事が進められ、完成は2027年(令和9年)8月ごろを予定しています。
長崎南環状線・新戸町~江川町工区は、トンネルのほかに1号から8号までの橋梁部で構成され、各所で工事が進められており、開通時期は現時点では未定となっています。
周辺には住宅地のみならず、造船業も非常にさかんで、また長崎半島南部では「軍艦島(端島)」などの観光名所もいくつもありますが、そうした交通需要を国道499号のみが賄っている状況です。
全線が開通すれば、長崎市南部にかけて国道499号のみに頼りっきりだったのが、自動車専用道路でスムーズなバイパスが構築され、周辺地域の混雑緩和が期待されます。
Writer: 春山優花里
フリーランスの編集記者。WEB媒体を中心に15年以上メディア業界で働くなんでも屋。幼少期に叔父の書斎で見た膨大なミニカーコレクションに圧倒され、クルマやバイクに興味を持つ。漫画やアニメ、ゲームが好き。


















