トヨタ「新型“2ドア”スポーツカー」発表! “操作性”を突き詰めた本格モデル! 9年ぶり復活の「精悍カラー」も超カッコイイ! 緻密すぎる進化で「走りの質」を高めた「“新型”GR86」とは!
トヨタとGAZOO Racingは2026年8月28日、2ドアスポーツカー「GR86」の新たな一部改良モデルの受注を開始しました。デビュー6年目となる今回の改良では、走行性能のさらなる進化、先進運転支援システムの強化、そして約9年ぶりとなる復活カラー「ソリッドグレー」の追加が大きなトピックです。
トヨタ「新型“2ドア”スポーツカー」発表!
トヨタとGAZOO Racingは、一部改良を実施した新たな「GR86」の受注を2026年8月28日より開始しました。
GR86は当初「86(ハチロク)」として2012年にデビューした2ドアスポーツカーです。
1980年代の名車「カローラレビン/スプリンタートレノ」のスポーツモデル「AE86型」の通称名「ハチロク」を車名に採用し、軽量かつハンドリングに優れたFRレイアウトでクルマを操る楽しさを追求。
手頃な価格でスポーティな走りを楽しみたい若者から、ハチロクを懐かしむ中高年層にヒットしました。
現行の2代目は2021年にデビュー。車名をGR86に変更して、トヨタのGRブランドから展開されています。
以後、世界各国で累計約11万台を販売し、GRブランドの専用車種として最多の販売台数を記録しているクルマです。
GR86に搭載されるパワートレインは、スバルとの共同開発による2.4リッター水平対向4気筒「FA24型」自然吸気エンジンで、最高出力235PS・最大トルク250Nmを発揮。トランスミッションは6速ATと6速MTから選択可能です。

今回の一部改良は、GR86が狙う「意のままの走り」を進化させるとともに、先進運転支援システムの強化や新色採用など、多岐にわたります。
走行性能では、コーナー出口や低μ路、ウェット路面、雪道など繊細な加速コントロールが求められる場面でも意のままに操れるよう、スロットルコントロールの制御が変更されました。
ダイレクト感を保ちながら踏力と加速がリニアに立ち上がる特性に仕上げ、あらゆるシチュエーションで、スムーズで自在な運転体験を実現しています。
市販車ベースのマシンでおこなわれる耐久レースシリーズ「スーパー耐久」で培った知見をもとに、電動パワーステアリングの制御も変更されました。
高速コーナーや荒れた路面でのふらつきをなくし、狙ったラインを正確にトレースできる操舵フィールを実現。ミリ単位のつくり込みにより、GR86ならではの低重心から生まれるコーナリングの鋭さと楽しさを残しつつ、安心感のある制御に仕上げています。
MT車ではシフトインターロックの面取りを約0.5mm拡大し、5速から4速へのダウンシフト時の操作性を向上。減速からターンインまでの流れを途切れさせない、意のままの走りを実現しました。
いっぽう、先進運転支援システム「アイサイト」は、従来の2眼カメラから3眼カメラへとアップデートされました。
スポーツカー特有の低い車高に合わせて専用設計されており、視界が広角化したステレオカメラに超広角の単眼カメラが加わることで、これまで以上に広い範囲を見渡し、さまざまなシチュエーションでの安全運転を支援します。
エクステリアでは、先代の86で期間限定販売されていた「ソリッドグレー」が約9年ぶりに復活しています。2017年から約半年間、初代86に期間限定で設定され好評だったカラーの再登場です。
「RZ」グレードのインテリアも変更されました。
スイッチ類は操作しやすいグリップ性を持たせつつ、光を反射しづらい鋳物ブラック塗装とすることで質感を向上。ブラック×レッドの内装色は、赤のアクセントがドライバーを囲むような配色に変更され、後期型86を想起させるコーディネートとなっています。
また、モータースポーツの裾野を広げる取り組みとして、GR86のワンメイクレース参戦用車両「GR86 Cup Car Basic」にAT仕様が新たに設定されました。
トランスミッションの好みに応じた選択肢が用意されたことで、より多くのユーザーがスポーツ走行の楽しさを味わえるようになります。
価格(消費税込)はベーシックな「RC」が293万6000円、中級の「SZ」が319万5000円(AT車は329万3000円)、上級の「RZ」が351万8000円(AT車は361万6000円)です。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。










































