32年続く「鍛造ホイール」に新ラインナップ発表! 日産「“新型”エルグランド」にも対応する20インチを設定! 伝統の“メッシュデザイン”採用のBBS「LM」が支持される理由とは
2026年9月10日、BBSジャパンはロングセラーホイール「LM」の追加ラインナップを発表しました。日産の新型「エルグランド」に対応するサイズも設定されています。BBSを代表するLMとは、どのようなホイールなのでしょうか。
30年以上、人びとを魅了してきた造形美
デビューからもう32年が経つのに、新型車が登場するたび、そこに追従するかのようにサイズ拡大を欠かしません。多くの人たちが「永遠の定番であり、最高峰だ」と口を揃える、世界的ロングセラーホイール「BBS LM」です。
これは最高峰の鍛造製法を持って生産される、BBSジャパン製2ピースホイールです。奇をてらわず、ド直球でBBS哲学を表現する10交点クロススポーク(メッシュ)をはじめ、あらゆるコンペティションユースやサイズマッチングに対応するための2ピース構造、サークル形状のセンターパートなど、今日の自動車進化にも対応し続けられる先見の明はいくつもありました。
実際、姿カタチはデビュー時からほぼ変わらないのに、新型車に持ち込んでもまるで違和感がありません。無理にレトロ感を強調するわけではなく、リバイバルモデルという風情でもない。30年以上にわたり、あらゆる車種にすっと溶け込むデザイン性を持っています。
「隣り合うスポークを交わらせる、あるいは1本のスポークを分割しつつ、リムとの間で三角形を形成するクロススポークは、応力分散の面から最適な形状だ」という理想像の追求が、30年以上にわたって人びとを魅了させてきた造形美を支えています。
新型車への調和――その一例として取り上げたいのが、16年ぶりのフルモデルチェンジに話題が集中している新型の日産「エルグランド」です。純正は7.5J×18インチの設定ですが、BBS LMに存在する8.5J×20インチ(LM555)がピタリと一致します。一気に2インチアップながら、過度な大径感は感じさせず、大人っぽい上質さとスポーティさを秘めた装いになるのが印象的です。
BBS LMのサイズラインナップは17~21インチまで。なかにはエルグランド純正相当サイズも存在します。しかしエルグランドは、グレードによっては車両総重量が2900kgに迫るほどの超ヘビー級。1輪あたりにかかる重さは700kgを超えてきます。
乗員数や積載状態、走行中の荷重のかかりかたによっては、700kgをはるかに超えるでしょう。そこで、数多くの製品が取得しているアフターマーケット用軽合金製ディスクホイールの限定荷重値「VIA690KG」、つまり690kgまででは、対応できない可能性が出てきました。

そこで、BBSジャパンは耐荷重760kg(VIA760KG)に引き上げたのが、この8.5J×20インチ(LM555)です。いわゆるチューナーサイズとなるものの、P.C.D.114.3で、M12ナットを使用するので、プロショップと相談しながら手軽かつ安全にインチアップを楽しめそうです。
クロススポークデザインの強みと、BBSジャパン屈指の鍛造製法、という両輪で得た“性能アップ”です。このようにBBSジャパンは、高重量化、ハイパワー化が進む自動車トレンドに対して結果を出し続けています。だからこそ、LMは30年以上も親しまれるのでしょう。
最新モデルだけでなく、30年以上をともに過ごしてきたモデルへの対応も忘れません。2026年9月10日には、P.C.D.120時代のBMWに合わせたLM508(8.0J×17インチ)、LM509(8.5J×17インチ)が追加されました。BMWは2014年から、各モデルをモデルチェンジさせるたびにP.C.D.120から112へと改めてきました。欧州メーカー間での統一規格に則ったかたちです。
とはいえ、P.C.D.120時代のBMWもまだまだ立派に現役選手。愛車として末長く乗り続けようとする人も決して少なくありません。この追加モデルは、17インチという小ぶりなサイズ感が相まって、ヤングクラシック勢にもベストアンサーとなりそうです。
豊富なサイズバリエーションに加えて、色味も多彩です。現在、カタログモデルだけで8つものバリエーションがあり、折に触れて限定モデルも登場しています。そのどれもが、最新鋭の工場と職人技とを融合させた切削加工と塗装が織りなす美しい仕上げを備えています。
さらに防錆性を含めた耐腐食性の高さなど、屈指の“強さ”は決して鍛造製法によるものだけではなく、細部にいたるまで普遍的に宿っています。「流行は目まぐるしくうつり変わるけれど、本物は永遠に輝きを放ち続ける」と、LMの造形美が訴えかけてくるようです。
















