“スイフトスポーツ”級の「“格安”スポーツカー」に大注目! 6速MT&“200馬力超え”の1.6L「ターボ」搭載! 全長3.9mサイズのFFスポーツ プジョー「208GTi by PS」中古モデルとは
2025年11月に生産を終えたスズキ「スイフトスポーツ」は、中古車市場でも人気の高いコンパクトスポーツです。一方、ほぼ同じサイズのボディに高性能エンジンと6速MTを組み合わせたホットハッチ、プジョー「208 GTi by PEUGEOT SPORT」が中古でお買い得です。どのようなモデルなのでしょうか。
スイフトスポーツ級サイズの“ちいさい”スポーツカー
軽快な走りと扱いやすいボディサイズで人気を集めたスズキ「スイフトスポーツ」(ZC33S型)は、最終モデルとなる特別仕様車「ZC33S Final Edition」が2025年11月まで期間限定で生産されました。
ボディサイズは全長3890mm×全幅1735mm×全高1500mm、ホイールベース2450mm。全長4m以下の扱いやすいボディに1.4リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載し、最高出力140馬力・最大トルク230Nmを発揮します。
そんな“小さくて速い”スイフトスポーツとほぼ同じサイズながら、さらにパワフルなエンジンと6速MTを組み合わせたフレンチ・ホットハッチが存在します。
それが、プジョー「208 GTi by PEUGEOT SPORT(バイ プジョー・スポール)」です。
208は「207」の後継として2012年に登場し、日本への導入は2012年11月から始まりました。2013年5月には3ドア専用のスポーツグレード「208 GTi」が発表され、同年7月に発売。1.6リッター直列4気筒直噴ターボエンジンは最高出力200馬力・最大トルク275Nmを発揮し、6速MTのみを組み合わせるという構成でした。

GTiの原点は、1984年にデビューした「205 GTi」です。当初は最高出力106馬力の1.6リッターエンジンを搭載していました。
その発売30周年を記念して2015年5月に発売されたのが、限定50台の「208 GTi 30th Anniversary(サーティエス アニバーサリー)」です。
この限定車はプジョー・スポールのノウハウを投入し、標準の208 GTiより8馬力・25Nm高い最高出力208馬力・最大トルク300Nmを実現。トルセンLSDや専用ショックアブソーバー&スプリングを採用したほか、アイドリングストップの新採用により、燃費も13.8km/Lから15.6km/Lへ向上しました。
そして2015年10月のマイナーチェンジでは、この30th Anniversaryで採用された高性能な仕様がカタログモデルへと受け継がれます。それが208 GTi by PEUGEOT SPORTでした。
右ハンドルの標準208 GTi(322万円 ※消費税込、以下同)も併売されましたが、208 GTi by PEUGEOT SPORTは左ハンドル+6速MTのみという硬派な設定。新車価格は368万6600円で、標準モデルとの価格差は46万6600円でした。
現在、中古車市場での流通量はごくわずかで、複数の大手中古車サイトでもタイミングによっては在庫が確認できないほどです。
本記事執筆時点で車両本体価格110万円ほどで確認できた個体は2016年式で、2015年10月の改良後モデルにあたります。走行距離は12万km台でした。
エクステリアは、マットブラック仕上げのフロントグリルやホイールアーチ、18インチアルミホイールに加え、クローム仕上げのエキゾーストエンドやリアルーフスポイラーを備えた専用仕様です。
インテリアの目玉は、プジョー・スポールのロゴが入った専用バケットシートです。表皮はアルカンターラ/テップレザー/ファブリックを組み合わせ、レッドラインが入るインナードアハンドルなど、随所に赤のアクセントが施されています。
ボディサイズは全長3975mm×全幅1740mm×全高1460mm、ホイールベース2540mmで、車両重量は1200kgです。
スイフトスポーツと比べると、全長は85mm長く、全幅はわずか5mm広いだけ。全長4mを切るコンパクトなボディは、日本の道路環境でも扱いやすいサイズといえます。
パワートレインは1.6リッター直列4気筒ターボエンジンで、最高出力208馬力/6000rpm・最大トルク300Nm/3000rpmを発揮。6速MTを組み合わせ、駆動方式はFF(前輪駆動)です。燃費はJC08モードで15.6km/L。エンジンはBMWとの共同開発によるユニットをベースとしています。
足まわりには専用のスポーツシャシーとトルセンLSDを採用。フロントブレーキは標準208 GTiの302mmから323mmへ大径化したうえで、ブレンボ製4ポッドキャリパーを装着します。
タイヤには205/40ZR18サイズのミシュラン「パイロット スーパースポーツ」を採用するなど、エンジンだけでなく足まわりやブレーキまで本格的に手が加えられています。
安全装備では、30km/h以下の市街地走行時に作動し、衝突の回避や被害軽減を図る「アクティブシティブレーキ」を標準装備します。
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新車で368万6600円だったプジョー・スポール謹製のコンパクトが、諸費用を除く車両本体価格110万円ほど。数字だけを見れば魅力的ですが、確認できた流通は本記事執筆時点で一台のみという希少さで、左ハンドル+6速MTという条件も付きます。
スイフトスポーツとほぼ同じ寸法で208馬力・300Nm、しかもトルセンLSDとブレンボ製ブレーキ付き。この組み合わせを味わえるのは、いまや中古車ならではです。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。
































