台風21号によるクルマのトラブル最多はタイヤのパンク! 道路に散乱した瓦礫が原因か
10月26日現在で26個もの台風が発生した2018年。とくに9月4日から5日にかけて日本列島を襲った台風21号は、各地で観測史上1位となる暴風を記録しています。
台風通過後の瓦礫により、タイヤのパンクが急増
ロードサービスを全国規模で展開するJAF(一般社団法人日本自動車連盟)は、2018年9月4日から5日にかけて各地で甚大な被害をもたらした、台風21号に起因する車両トラブルの統計を発表しました。
JAFに寄せられた台風21号に起因すると思われる車両トラブルは、9月4日(火)から6日(木)までの3日間で、大阪府内が1930件(前年同期件数:1346件)、兵庫県内が1040件(前年同期件数:791件)とともに増加したといいます。
とくに被害の多かった大阪府と兵庫県での最多トラブルは「タイヤのパンク」。大阪府内におけるタイヤのパンクは782件(前年同期件数:252件)とのことで、前年同期比310.3%と約3倍に増加。兵庫県でも237件と、数あるトラブルの中でもダントツの件数になっています。
JAFになぜこれほどパンクの件数が圧倒的に増えたのかと尋ねたところ、「原因として考えられるのは、台風の強風で飛ばされた瓦礫が道路上に散乱し、その上をクルマが走行したことによって起きたと思われます。決して台風が過ぎ去ったからと油断せず、自動車で出かけられる際は道路の状況を確認した上で走行ください」とのこと。
またガラスの破損も多く、大阪府で186件、兵庫県では11件と、前年にほとんど要請が無かったトラブルも増加。これも台風によるトラブルものが原因と考えられています。
2018年10月26日にはフィリピンの東側で台風26号が発生しています。JAFによる統計からもわかるように、台風時には不要な外出を控え、過ぎ去った後も路面の状況をよく確認する必要があるでしょう。
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