斬新すぎる新「4ドア“スポーツカー”」登場! “逆スラント顔”&独創テールが超アグレッシブ! 次期“M3”を予感させるBMW「Mコンセプト ノイエ・クラッセ」米国で披露
BMWは2026年8月、米国で開催された「モントレー・カー・ウィーク2026」で「Mコンセプト ノイエ・クラッセ」を披露しました。BMW Mの次世代像を示すコンセプトカーは、どのようなモデルなのでしょうか。
次期“M3”を予感させる斬新なスポーツカー!
独BMWは2026年8月13日(現地時間)、米国カリフォルニア州で開催された世界有数の自動車イベント「モントレー・カー・ウィーク2026」で、「M Concept Neue Klasse(Mコンセプト ノイエ・クラッセ)」を披露しました。
同車は、2026年6月にフランスで開催されたル・マン24時間レースで世界初公開されたコンセプトカーで、今回のモントレー・カー・ウィークでは北米初披露となりました。
また同イベントでは、M3誕生40周年を記念した展示や走行イベントも実施。Mブランドの節目にあわせて披露された同車は、次期M3をはじめとする次世代Mモデルの姿を予感させる存在といえます。
Mコンセプト ノイエ・クラッセは、BMW M社が開発中の次世代スポーツカーで、新たなデザイン言語を採用。完全電動化を含めたブランドの未来に向けた明確な方向性を示すモデルです。
パフォーマンスについては、BMW Mの「サーキットで生まれ、ストリートのために開発される」という基本理念を忠実に守り続けています。
つまり、これまでのエンジン車の走りと決別するわけではありません。その一方で、新たな次元への突入を目指すモデルといえるでしょう。
まずは、エクステリアのデザインから深掘りします。発表資料に記載はありませんが、ノイエ・クラッセの新世代モデルとして欧州では2026年6月からファーストエディションの受注を開始している新型「i3」がベースになっているようにも見えます。
ただ、公開画像を比べる限り、ピラーやルーフまわり以外のボディはMコンセプト ノイエ・クラッセのオリジナルに見えます。まさにデザインのコンセプトモデルなので、断定はできません。
フロントビューは、かなりアグレッシブです。
逆スラントしたシャークノーズや、ヘッドライトとキドニーグリルが一体化している点はi3と同じですが、ディテールはまったく異なります。

奥行き感があるライトシグネチャーには、Mイエローライトが組み合わされています。
このイエローのアイコンは、今後のMモデルの象徴になるとのこと。すでに、世界初公開の会場となったル・マン24時間レースに参戦し、総合2位を獲得したBMW「Mハイブリッド V8」もMイエローライトを採用しています。
フロントバンパー下には、高速セーリングボートの3胴船から発想を得たトリマランスタイルを導入。この3分割のデザインは、フロントスプリッターとして空力特性を最適化します。
さらに、両サイドには3次元的なトラックライトが装備されています。
リアビューにも、トリマランスタイルとトラックライトを導入。リアエンドには、ダックテールスポイラーとフローティングディフューザーを装備しています。いずれも、ダウンフォースを高める役割を果たしています。
サイドビューは、ウインドーグラフィックスにi3との関連性がうかがえます。
一方で、力強く張り出した前後のフェンダーや、鋭いキャラクターラインが追加されているドアは、Mコンセプト ノイエ・クラッセのオリジナルに見えます。
ボンネットは、i3のデザインとは異なり、中央がV字型に刻まれています。中央には、電動ユニットを冷却するためのエアアウトレットを装備。それを含め、フロントスプリッターとディフューザーには天然繊維を用いた新素材を採用。CFRP(カーボン繊維強化樹脂)と同等の特性を備え、生産においてはCO2の排出を40%削減します。
インテリアのデザインは、発表資料に記載はありませんが、i3と同様にBMWオペレーティングシステムXを搭載し、BMWパノラミックiDriveがドライバー中心の表示と操作機能を提供するはずです。
ですが、デザインはMコンセプト ノイエ・クラッセのオリジナル。ダッシュボードはインストルメントパネルから手前に出され、ブラックの織物素材で仕上げられています。さらに、六角形を浮かび上がらせるバックライトも備わります。
ステアリングホイールやドアパネルには、ブラックのヌバックレザーが用いられています。
天然繊維の新素材がベース骨格になる新開発のバケットシートは、ツートーンのメリノレザー張り。5点式シートベルトやシフトパドル、Mギアセレクターには、赤がアクセントとして用いられています。
さて、次回はBMW Mコンセプト ノイエ・クラッセがどんなパフォーマンスを披露してくれるのか期待を込めて予想してみることにしましょう。どうぞ、お楽しみに。
Writer: 萩原秀輝
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。在学中からフリーランスのモータージャーナリストとして活動を開始し、同時期にツーリングカー・レースにも参戦。豊富なクルマの知識とドライビング理論を活かし、自動車メーカーなどが主催する安全運転教育の講師を数多く務めた経験を持つ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。





















































