千葉の国道16号“破滅の渋滞”の救世主!? 新ルート「千葉北西連絡道路」とは? 魔の交差点「呼塚」の大混雑も解消に? 印西〜野田間をスルーする高規格道路に期待
千葉県内の国道16号のバイパスとなる「千葉北西連絡道路」の計画があります。どのような道路で、話はどこまで進んでいるのでしょうか。
呼塚大渋滞の救世主になるか
渋滞の激しい千葉県北西部ですが、新たに高規格道路「千葉北西連絡道路」の計画があります。
どのような道路で、話はどこまで進んでいるのでしょうか。
千葉北西連絡道路は、千葉県北西部の印西市から野田市を結ぶ高規格道路です。
印西と野田の間はちょうど国道16号があり、ルートとしても似ていますが、16号は印西から野田にかけて唯一の縦断経路を取る道路となっており、交通量は1日あたり3万台に達します。
放射状に伸びる国道6号水戸街道や常磐道の柏ICなどと接続することで大型車も多く、沿線には大型施設も数多くあります。
特に印西から野田間は、平日・休日を問わずに大渋滞といった状況を呈しており、なかでも柏IC〜呼塚は完全にパンク状態で、柏市「呼塚」交差点はラジオの道路交通情報でその名称を聞かない日はありません。実際、日中は旅行速度が20km/h以下と、ノロノロ運転を強いられています。
そこで、この16号のバイパスとなるように、高規格道路を通すのが千葉北西連絡道路というわけです。

計画は2006年頃から本格的に動きはじめました。当初は「千葉柏道路」というものになっていましたが、話し合いや住民のアンケートなどを踏まえ、柏から先の野田まで含めた道路として、2020年に「千葉北西連絡道路」へと変化しています。
その後も話し合いは続いており、これまでに4度の検討会が開催され、すでに「基本方針」が策定されるまでの段階に来ています。
基本方針としては、新しい環状道路構想の「核都市広域幹線道路」に位置づけたうえで、起点を千葉県道3号線「つくば野田線」以北から終点を国道464号付近と定め、さらに常磐道や水戸街道へのアクセスも考慮されるとしています。
さて、今後の流れとしては事業化、すなわち用地買収や工事など、具体的な着手までにはあと数歩残っています。それが「概略計画」です。
これまで行ってきたアンケートやオープンハウスでの住民の意見を取りまとめ、具体的な概略ルートや構造などを決定するもので、2026年度はこの概略計画の設計に着手する予定となります。
その後、都市計画決定と環境アセスメントが進められ、それらが完了すればいよいよ事業化待ち、つまり着手のGOサイン待ちという段階になります。
なお、基本方針策定時の段階では、確定の概略ルートではないものの、印西の国道464号から北上し、我孫子の利根川沿いを走る国道356号と接続。以後は、茨城県境のギリギリのところを走り、野田まで向かうようなルートを取ることが「なんとなく」で示されています。
もちろん今後の概略設計においてはここがさらにブラッシュアップされ、具体化したルート案や、そもそも高架なのか現道拡幅なのかといった詳細が決定されます。
事業化までにはまだいくつかのプロセスが残っているにせよ、千葉北西連絡道路は着実に開通に向けて一歩を踏み出しているところです。抜け道もなく、破滅の渋滞に悩まされている16号も、向こう十数年には変化がもたらされるかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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