ホンダのM・マルケス選手 MotoGP 3年連続5度目のチャンピオン獲得
決勝レース後の各ライダーコメント
●Repsol Honda Team M・マルケス選手(MotoGP 1位)
「本当にとてもいい気持ちです。夢が実現したとか、それ以上で、夢の中にいるような感覚です。チーム、ホンダとHRCの人たち、家族、そしてスタッフと、ここで一緒に分かち合えるということも、とても特別なものです。このシーズンはすばらしいシーズンだったので、アラゴン以来、このタイトル獲得を夢見てきました。
表彰台についていえば、ダニも今季少なくとも一度は獲得するに値すると思っています。フィニッシュラインを通過したとき、喜びが爆発しました。周りの人たちが、今回レベル7の企画をしてくれていたのですが、僕は事前に何も知らされていませんでした。これからこの7度目のタイトル獲得のお祝いをして、残りの3レースを楽しみたいと思います」
●LCR Honda CASTROL C・クラッチロー選手(MotoGP 2位)
「今日はみんないいバトルを見ることができたと思います。ホンダのホームレースでこの結果を出せてうれしいです。チームはすばらしい仕事をしてくれました。ドヴィがペースを落とし続けたので、後ろのみんなが追いついてきたことが問題でしたが、この状況ですばらしい仕事ができたと思います。リアタイヤの左側のグリップに少し苦しんでいたので、レース終盤のためにタイヤをセーブして、リンスを押さえ続けました。僕がしなければならないことはそれだけでした。そしてドヴィが転倒し、僕が2位になったので、最終的にはとてもうれしいです。もちろんタイトルを獲得したマルクにはおめでとうと言いたいです。」
●Team SUZUKI ECSTAR A・リンス選手(MotoGP 3位)
「僕にとってもチームにとってもとてもハッピーな気分です。なんといってもここはスズキにとってホームレースだから尚更。僕たちは素晴らしいレースをしました。スタートも上手くきまり、レースペースも良かった。3位を獲得出来たので結果には満足しています。最終戦まで表彰台をもっと獲得出来るように頑張ります」
●Movistar Yamaha MotoGP V・ロッシ選手(MotoGP 4位)
「4位は悪くない結果です。午前中のウォームアップ・セッションで一歩、前進することができマシンに良いフィーリングを持って臨むことができたことは大きな成果です。決勝でも好調を確信して表彰台を目標にスタート。しかし、ライバルたちのほうが少し速かったようです。最後まであきらめずに戦い続け、ミスをしないように気持ちを集中しながら、いいペースでレースを終えることができました」
●YAMALUBE YAMAHA FACTORY RACING 中須賀克行選手(MotoGP 14位)
「全日本でもですが、ピットサインは周回数など必要最低限の提示をお願いしていて、それは今回も同じでしたが、なぜかラスト10周となったところで後ろにいるのが中上選手だと知らせてきました。気を抜くなとか、そういった意味があったのだと思いますが、余計に力が入ってしまいました(笑)。でも、中上選手を抑えることができたし、14位でポイントも獲得できたので、レースはよかったと思います。
しかし、開発ライダーとしてはロッシ選手やビニャーレス選手がマシンに対して指摘していることがリアルにわかったので、残り3戦、彼らの望むパーツを届けたいですね。そして、今大会でライバルメーカーがチャンピオンを決めましたが、2週間後の全日本JSB1000では自分がYAMAHAをチャンピオンに導きます」
●LCR Honda IDEMITSU 中上貴晶選手(MotoGP 15位)
「スタートは4列目でしたが、混戦の中でも、まずまずうまく切れて1、2コーナーはクリアできました。しかし、3コーナーから4コーナーでの接触でハンドルがひっかかり、立て直したのですがコースアウト。そこで順位を落として、レースを厳しいものにしてしまいました。できる限りプッシュしたのですが、悔しい結果に終わりました。今回はブレーキの問題も朝のウォームアップランで解決し、タイヤ選択も問題なく追い上げて行ける状況だったので悔しいです。多くの声援に応えることができず申し訳ない気持ちです。残り3戦、準備をしっかりして結果を残せるように挑みます」
【了】