好みの香りで車内をリラックス空間に やりすぎるとクルマの価値を下げる!?
匂いによってはクルマの価値を大きく下げることもあり
車内を自分好みの香りにすると、乗るたびに心が安らぐことでしょう。しかし、その香りはほかの人が好きとは限りません。嫌悪感を抱かれる可能性もあります。香りの好みはそれくらい個人差があるということです。
では、自分好みの香りとなったクルマを売るとしたらどうでしょう。査定に影響はあるのでしょうか。そこで、新車も中古車も販売するディーラーの方に、車内の匂いと査定の影響について聞いてみました。
――車内の匂いは査定に影響しますか。
もちろん査定に影響します。タバコ臭や芳香剤の匂い、汗などが染み込んだ匂い、生活臭、ペット臭などは減額の対象になることがあります。
――具体的にいくらくらい減額されますか。
それはケース・バイ・ケースです。匂いの種類にもよりますが、強さが重要です。お客様から下取りや買取りをしたクルマにいやな匂いがあった場合、消臭する作業を行ないますが、匂いが強いと消臭できないこともあります。したがって、あまりにも匂いが強いと、クルマの程度が良くても下取りや買取りをお断りさせていただく場合があります。
メーカーから査定の基準について指示はあるのですが、匂いについては独自の基準で判断しています。実際にあった例ですが、ペットのおしっこの匂いがするクルマの下取りをお断りさせていただいたことがあります。
※ ※ ※
車内の香りを楽しむのも、カーライフのひとつとして試してみるのはいかがでしょうか。ただ、くれぐれもやりすぎには注意しましょう。
【了】
1 2