新車149万円! 異例の“6速MT”搭載したホンダ「軽バン」に注目! フルフラット×大開口ドアで使い勝手サイコーな「N-VAN」がスゴい!
ホンダの軽バン「N-VAN」には、他社の軽バンにはない「6速MT」を搭載するモデルがあります。どのような特徴があるのでしょうか。
異例の“6速MT”搭載したホンダ「軽バン」に注目!
いまや軽自動車でも200万円以上するモデルが珍しくないほど、新車価格が高騰しているなか、約150万円からという価格で、「6速MT×4WD」というスポーツカーのような組み合わせをラインナップする軽自動車が存在します。
それがホンダ「N-VAN」です。
N-VANは、ホンダ「N」シリーズの第5弾として登場した軽商用車ですが、単なる軽バンにとどまらない魅力を備えた1台と なっています。
N-VANのスタイルは「N-BOX」と似ている箱型ですが、乗員の快適性を最優先させたN-BOXと異なり、N-VANは積載性にこだわった道具感を併せ持つのが特徴です。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1945mm-1960mm、ホイールベース2520mm。全高はN-BOXより155mm高い設計となっており、広い荷室を実現しています。最大の特徴は、後席だけでなく助手席まで床下にすっきり収まるダイブダウン機構と、助手席側の「センターピラーレス」構造です。

ドアを開けると障害物のない大開口部が出現し、助手席からリアゲートまで完全にフルフラットな空間が広がります。長尺物や大型ギアの積み下ろしがサイドからストレスなく行える点は、他の軽バンにはない大きな強みです。
インテリアも商用車らしく実用的で、黒で統一された室内は汚れや傷が目立ちにくく、道具としてラフに扱いやすい仕上がりです。インパネ周りもN-VAN専用の設計となっており、書類や小物をパッと置ける大きなトレーや、作業中でも操作しやすいスイッチ配置など、働く現場での使いやすさが追求されています。
パワートレインにはNA(自然吸気)エンジンとターボエンジンが設定され、駆動方式は2WD(FF)と4WDから選択可能です。グレード構成はビジネス向けの「G」「L」や、パーソナルユースを意識した「FUN」などが展開されていますが、6速MTが選択できるのは「G」と「FUN」のNAエンジン搭載モデルのみとなっています。
一般的に軽バンにはMTモデルが多く存在しますが、他社が5速MTを採用する中、N-VANがあえて6速MTを採用している理由はどこにあるのでしょうか。
軽バンは最大350kgの貨物積載を前提としており、FFレイアウトの影響で積載時や上り坂では駆動輪のトラクションが抜けやすい傾向があります。
発進時や低速走行時に最適なギアを選択して力強い駆動力を引き出すためにMTは欠かせませんが、N-VANではギアを6速まで多段化。これにより、重荷時の力強い発進(ローギア側)と、高速巡航時の回転数を抑えた静粛性・低燃費(ハイギア側)をより高いレベルで両立させています。
実際、6速MTの2WDモデルはWLTCモード燃費で19.2km/Lを記録しており、これはN-VANの全ラインナップの中でも最も優れた低燃費数値です。
さらに、大雪や悪路など道路状況が厳しい環境で安全に荷物を運ぶため、トラクション確保の目的で4WDも用意されています。実用性と走破性を追求した結果生まれた「6速MT×4WD」というスペック構成は、スポーツカーを彷彿とさせる珍しい組み合わせといえるでしょう。
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N-VANは、軽貨物車(4ナンバー)ならではの維持費(軽自動車税)の安さや、高い耐久性、長尺物も楽々積載できる広い荷室など、商用だけでなく、アウトドア向けのクルマとしても十分な素質を備えた1台です。
N-VANのMT車の価格(消費税込)は、Gが149万8200円から164万3400円、FUNが190万800円から204万6000円です。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。


























