台風25号により「神奈川・千葉県」で大雨…冠水で「水没した車」すべき対処とは
2026年09月21日に大型で強い台風25号(ドゥージェン)が関東に接近し、伊豆諸島北部や神奈川、千葉県などで大きな被害をもたらすなど、全国各地で道路の冠水被害が相次いでいます。万が一、ドライブ中に道路が冠水し愛車が浸水してしまった場合、どのように対応したら良いのでしょうか。
自動車が冠水…求められる行動は?
2026年09月21日、大型で強い台風25号(ドゥージェン)が関東に接近し、伊豆諸島北部や神奈川、千葉県などで大きな被害をもたらしました。
SNSやニュース番組などでは、完遂した車両の映像が報じられましたが、冠水被害によって水没してしまったクルマは、その後どのように対処すればよいのでしょうか。
2026年9月8日にも愛知県名古屋市で線状降水帯による記録的な大雨が発生し、道路の冠水や河川の氾濫が広範囲にわたって相次いだばかり。この時は同市で、観測史上初となる1時間に約100mmの降雨量を記録しました。
またその前の8月にも豪雨により千葉県市川市などで冠水被害が報告されており、近年こうした豪雨による道路冠水は全国で頻発しています。
このような豪雨の際にドライバーがとりわけ注意を要するのが、冠水した道路への進入です。日本自動車連盟(JAF)によれば、一般的な乗用車が走行できる水深の目安は、ドアの下端や床面に水が届かない程度とされています。
高架下や電車のガード下、アンダーパスのように周囲より低くなっている場所は雨水が集中しやすく、特に冠水しやすい傾向があります。こうした箇所への進入は避け、迂回路を選ぶことが求められます。
冠水路は見た目では水深を正確に把握しにくく、進入した結果として車体が浮いて操縦不能になったり、吸排気口から水が入ってエンジンが止まったりするリスクがあります。
万が一、車内まで浸水してしまった場合は、慌てることなくまずクルマを安全な場所に寄せ、エンジンを止めることが先決です。
クルマから外へ出る際も、急いで飛び降りるのは禁物です。片足を先に地面へ下ろして足元や水深を確かめながら慎重に降り、進入してきた方向とは逆の安全なルートを徒歩で引き返すことが推奨されています。
濁った水の中ではマンホールのふたが外れている場合もあるため、一歩ずつ足元を確認しながら移動することが重要です。
避難を終えた後、あるいは水が引いた後の対応についても十分な注意が必要です。

JAF は2026年8月14日、公式 X にて「水没した車両は点検が終わるまでエンジンを始動しないでください」と注意を呼びかけました。
その理由について JAF は「水が引いたからといって、自動車に乗り込んでエンジンを掛けると破損や感電の危険がありますので、絶対にやめてください。これは、河川の氾濫などで、止めていた車両が水没した場合も同様です」と説明しています。
つまり、一度でも車内まで浸水した場合は、水が引いた後であっても自分でエンジンを始動してはならないということです。JAF のロードサービスや販売店に連絡し、専門家による点検を受けることが不可欠です。
冠水路への浸水は、走行中の立ち往生という直接的な危険にとどまらず、水が引いた後に感電や車両火災といった予期しない二次被害を招く恐れがあります。
豪雨の際は冠水しやすい場所を事前に把握して迂回を検討し、もし浸水してしまった場合は自己判断でエンジンを掛けることなく、速やかに専門機関へ相談することが、自分自身とクルマを守るうえで何より大切な行動といえます。
Writer: くるまのニュース編集部
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