まだ間に合う! ドライブ中に紅葉が楽しめる全国おすすめスポット5選
10月も半分が過ぎ、地域によっては紅葉も見ごろを迎えています。そこで、ドライブしながら紅葉を楽しめるスポット5選をご紹介します。
ドライブしながら紅葉を楽しめるスポット5選
東北地方や、関東甲信越地方の山間部では紅葉が見ごろを迎えていますが、観光スポットはクルマを降りてから木々の色づきを眺めることが多いでしょう。そこで、もっと運転しながら季節を感じたい、そんな方のために今からでも間に合う『ドライブ中に紅葉が楽しめる』をテーマに紅葉スポット5選を紹介します。
●関東地方
東京からさほど時間がかからず行ける河口湖(山梨県)は、紅葉スポットとしても有名です。河口湖に流れ込む川の両側に約60本の巨木モミジがある「もみじ回廊」は、陽が落ちるとライトアップされ、紅葉シーズンには多くの観光客が訪れる人気スポットです。
ドライバーが運転しながら季節を感じるのであれば国道137号の「新御坂トンネル」を利用せず、旧道で「御坂隧道」(御坂峠のトンネル)に向かってみてはいかがでしょうか。
黄金色に染まった木々に囲まれた峠道を上り切った御坂隧道前からは、天気の良い日には富士山をバックに河口湖を見下ろすことができるスポットになっています。
また同じ山梨県の「昇仙峡」も紅葉スポットとしては有名ですので、タイミングが合えば甲府市内でのフルーツ狩りとあわせてドライブするのもいいかも知れません。
●中部地方
ドライブ中に路上から紅葉が見えるというテーマですと「大井平公園」(愛知県豊田市)はいかがでしょうか。大井平公園は「香嵐渓」よりも山奥ですが、向かう途中には色づいた木立も眺められるので、写真好きな方々はセットで出かけているとのことです。
大井平公園は稲武町の紅葉の名所で「風のつり橋」から見る名倉川の紅葉はもちろん、夏前には蛍の鑑賞も行なえます。
さらに四季桜と同時に紅葉を楽しむことができる「小原四季桜まつり」(四季桜と紅葉)にも足を伸ばせば、桜・モミジ・イチョウの彩りを一度に楽しむこともできるのでおすすめです。
●近畿地方
紅葉と言えば、京都・奈良の神社仏閣が人気スポットになりますが、ドライブ中に紅葉が見えるとなるとイチオシは「嵐山・高雄パークウエイ」(京都府京都市右京区・西山ドライブウエイ)です。
京都の中心部からも遠くなく、道の途中に4ケ所の展望台もあり、向かっていく途中の景色は季節を感じるにはいい場所です。
9月の台風21号の暴風で甚大な被害を受けた京都三尾(高雄・槇尾・栂尾)ですが、嵐山・高雄パークウエイは京都の景色が一望でき、ドライブやツーリングはもちろん、ドッグラン、バーベキューなどのレジャー施設もあり、お子さま連れでも楽しめます。紅葉以外にも、春には桜の名所としても有名です。
また、ブナの美林と言われる「金剛山」(奈良県と大阪府の県境)は、ロープウェイに乗れば大阪市内が見渡せる展望台もありますが、大阪で一番早く紅葉に出会える場所といわれていますので、お出かけの際は事前にご確認を。
●中国地方
中国地方でドライバーが運転しながら季節を感じるのであれば、岡山の「蒜山大山(ひるぜんだいせん)スカイライン」(岡山県真庭市から鳥取県日野郡)はいかがでしょう。蒜山と大山を繋ぐ、比較的緩やかなカーブのドライブロードで、見事に紅葉した大山の大パノラマが展望休憩所から一望できます。
紅葉は北側の蒜山高原から南下してきますし、四季桜とのコラボレーションを眺めることもタイミングによっては可能です。西日本エリアのリゾート地「蒜山高原」でジャージー牛を眺めたり、白壁や格子窓の古い町並みが残る「勝山」を散策するのもおすすめです。
●九州地方
九州で紅葉を眺めながらドライブできる場所として、九州随一の紅葉の名所として知られる渓谷「耶馬溪」(しんやばけい・大分県中津市)や「九酔渓」(きゅうすいけい・大分県九重町)が有名ですが、長崎の「仁田峠」(長崎県雲仙市)も絶景といわれています。
仁田峠は妙見岳と野岳の鞍部で、雲仙ロープウェイ乗降場近くの展望台からは「平成新山」が望める人気のドライブスポットで、山全体に紅葉する植物が多いので「普賢岳紅葉樹林」として国の天然記念物に指定されています。
仁田峠までの全長11.3キロメートルのスカイラインの途中では杉、桧の樹林を縫い、有明海、橘湾の海洋美や九重連山の展望を楽しめますので、紅葉シーズンだけでなく気持ちよくドライブできるスポットになっています。
【了】