トヨタ「“2番目に安い”ランクル」に注目! 最上級モデルより330万円以上安くても走行性能は本格的で実用OKです! 丸目×箱型ボディでレトロな「ナナマル」はどんなクルマ?
トヨタがラインナップする本格SUV「ランドクルーザー70」について解説します。
2番目に安い“大きな”ランクル
自動車業界では電動化や先進運転支援といった新技術が話題の中心となる一方、「どのような環境でも確実に走れるクルマ」への関心も根強く残っています。
舗装路だけでなく砂地や岩場、雪道といった多様な路面を走破できる信頼性を求めるユーザーは多く、本格的なオフロード性能を備えたSUVは長年にわたり高い支持を集めてきました。
近年、本格SUVへの注目が再び高まる傾向にあり、各メーカーから新しいモデルが相次いで市場に投入されています。この流れの中で、トヨタの「ランドクルーザー」シリーズも同様の状況で、SNSなどでは注文や納車待ちの期間が話題になることも少なくありません。
このシリーズは長い歴史の中で世界中の厳しい環境下で使われてきた実績があり、「信頼性の高いオフロード車」というブランドイメージを確固たるものにしています。
さらに2026年5月には、かつて人気を博した「FJクルーザー」を彷彿とさせる新型「ランドクルーザーFJ」が発売され、大きな注目を集めています。
現在のランドクルーザーシリーズは、「300」「250」「70」「FJ」の4つの系統でラインナップが構成されています。

どのモデルも高い耐久性と優れた走破性能を誇りますが、価格は決して手頃とはいえません。その中でFJの次に価格が抑えられた70シリーズは、400万円台から購入可能なモデルとして、コスト面での魅力も備えています。
ランドクルーザー70は1984年に初めて登場して以来、基本的な構造を大きく変えることなく改良を重ね、世界各地で販売され続けてきました。日本では2004年に一度販売を終了しましたが、復活を望む声が多く寄せられたことから、2014年に期間限定で再販されました。そして2023年、約9年ぶりに国内での正式販売が再開され、長年待ち望んでいたファンにとって大きなニュースとなりました。
その外観デザインは、現代のSUVと比較すると非常にクラシックな雰囲気をまとっています。ボディラインは角張ったシルエットが特色で、実用性を優先した堅牢な印象を強く与えます。
丸型のヘッドライトや存在感のある16インチホイールなど、初代モデルを思わせる要素が随所に残り、昔ながらのランドクルーザーらしさを感じさせます。
ボディカラーはベージュ、スーパーホワイトII、アティチュードブラックマイカという定番の3色のみで、華やかさよりも実用性を重視したシンプルな構成です。
内装も外観と同様にシンプルで、豪華さよりも使いやすさを重視した設計となっています。乗車定員は5名で、近年のSUVに多い3列シート仕様は採用されていません。その分、車内空間にはゆとりがあり、多くの荷物を積載する用途にも柔軟に対応できます。
荷室のバックドアは左右非対称の観音開き式で、片側だけを開けて荷物を出し入れできるため、狭い場所での利便性も考慮されています。空調はマニュアル式ですが、後席には独立したヒーターコントロールが装備されています。
パワートレインには、最高出力204ps、最大トルク500Nmを発揮する2.8リッターディーゼルターボエンジンが搭載されています。トランスミッションは6速ATで、駆動方式にはパートタイム4WDが組み合わされており、力強い牽引力と安定した走行性能を実現します。
オフロード性能を高める機能も充実しており、電動デフロックやアクティブトラクションコントロール、さらには急な坂道での走行を補助するダウンヒルアシストコントロールやヒルスタートアシストコントロールなどが採用され、滑りやすい路面でも安定した走りを可能にします。
安全装備としては、衝突被害軽減ブレーキなどを含む「トヨタセーフティセンス」が標準で搭載されています。
ただし、クルーズコントロールは一定速度を保つ定速式のみで、先行車との車間距離を自動で調整するACCは備わっていません。
ランドクルーザー70の価格は消費税込みで480万円です。一回り小ぶりなボディサイズのランドクルーザーFJが450万100円、ランドクルーザー250が577万9400円、ランドクルーザー300が525万2500円から813万6700円という価格帯であることを踏まえると、70シリーズが比較的手の届きやすい価格設定であることが分かります。
最上級モデルとは330万円以上の価格差があり、本格的な性能をより身近な価格で手に入れたいユーザーにとって、魅力的な選択肢の一つといえるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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