京奈和道へ“連絡”する「新バイパス」開通へ! 将来は「紀伊半島縦断130km道路」に! 橿原の“市街地渋滞”回避し吉野山方面に便利な国道169号「高取バイパス」10月末開通
奈良県は2026年8月31日、高取町で整備を進めていた国道169号「高取バイパス」が10月31日に開通すると発表しました。
観光や地域産業の活性化に期待
奈良県高取町で整備が進められてきた国道169号「高取バイパス」が、2026年10月31日に全線開通を迎えます。
開通したらどう便利になるのでしょうか。
国道169号は、奈良県奈良市と和歌山県新宮市を結ぶ総延長約190kmの一般国道です。
奈良県天理市、橿原市、吉野町などを経由し、奈良県内を南北に貫くルートを採用しています。その後は、吉野熊野国立公園付近を通って三重県熊野市を経由し、三重県・和歌山県の県境を通るルートで新宮市と接続しています。
今回開通を迎える高取バイパスは、県中部、橿原市の南に位置する高取町で整備が進められてきた国道169号のバイパス区間です。紀伊半島方面に抜ける延長約130kmの高規格道路「奈良中部熊野道路」の一部を構成します。

10月31日に供用が始まるのは、松山高架橋(延長343m)、高取トンネル(延長635m)、上辻トンネル(延長82m)、清水谷高架橋(延長154m)を経由する「第2工区」の延長2.0kmです。
御所市の方向へ結ぶ県道35号線「橿原高取線」と接続している延長1.4kmの「第1工区」(橿原高取線〜松山高架橋前)は供用済みで、合わせて延長3.4kmが利用可能になります。
開通後は橿原市からの169号と、県道35号線で接続する京奈和道・御所IC方面からの2つのルート選択ができ、約3万本の桜で知られる観光名所・吉野山を有する吉野郡東部地域のアクセス性が向上。
観光・レジャーを中心とした地域の活性化のほか、吉野杉や吉野桧(ひのき)などの高級木材で知られる吉野地域や東紀州地域へのアクセス向上によって、地域産業の活性化にもつながると期待されています。
また、高取バイパスに現道(国道169号)から一部交通が転換されることで、「主要渋滞箇所」に選定されている169号橿原市域における交通渋滞の緩和のほか、救急搬送時間の短縮といった地域医療のサービス向上などにも効果を発揮します。
Writer: 春山優花里
フリーランスの編集記者。WEB媒体を中心に15年以上メディア業界で働くなんでも屋。幼少期に叔父の書斎で見た膨大なミニカーコレクションに圧倒され、クルマやバイクに興味を持つ。漫画やアニメ、ゲームが好き。












