新たな「小さな高級車」登場で問合せ“急増”! 28年ぶり復活の高級ブランド「ポール・スミス」“コラボモデル”に「心待ち」する人も!? MINI特別仕様車「ポール・スミスED」が販売店でも話題に
「MINI」シリーズの特別仕様車「ポール・スミス エディション」の注文が開始されました。販売店に最新情報を聞いてみました。
ついにMINI特別仕様車「ポール・スミス エディション」受注開始
2026年5月29日、BMWジャパンは「MINI」シリーズの特別仕様車「ポール・スミス エディション」のラインナップにおいて、これまで未発表だったガソリンエンジン搭載モデルの価格を発表し、同日より注文予約の受付を開始しました。
ユーザーの反響など、首都圏のミニディーラーに問い合わせてみました。
2025年10月に開催された「ジャパンモビリティショー2025」において世界初公開された「MINIポール・スミス・エディション」。
実は、MINIとポール・スミスのコラボレーションは今回が初ではありません。いまからおよそ30年前の1998年、いわゆるクラシックミニ(ローバー「ミニ」)の時代に「ミニ ポール・スミス」が1500台限定で販売されています。
ボディカラーは、専用色となる「ポールスミス・ブルー」、そして「オールド・イングリッシュ・ホワイト」「ブラック」の3色が用意され、エンブレムやフロントグリル、メーター、トランクルームやエンジンヘッドカバー(なんと鮮やかなグリーン)など、さりげなくもポール・スミス氏のこだわりが随所に施されたスペシャルモデルとして人気を博しました。
この人気は現在も続いており、中古車市場でも新車以上のプレミア価格で取り引きされています。
今回のMINIポール・スミス・エディションは、両者にとって久しぶりのコラボレーションモデルであり、ジャパンモビリティショーの会場でも大いに注目されたのは言うまでもありません。
世界初公開からおよそ半年後の2026年4月にはBEV(電気自動車)仕様の「MINIクーパーSE ポール・スミス エディション」が598万円(消費税込み)で先行発売されました。
そして今回はガソリンエンジンモデルのデビューとなります。

今回ラインナップされたのは、3ドアモデルの「MINIクーパー」、実用性を高めた「MINIクーパー5ドア」、そしてオープンモデルの「MINIクーパー コンバーチブル」の3タイプです。
いずれもポール・スミス氏ならではの遊び心と英国らしい世界観が盛り込まれています。
ボディサイズは、3ドアが全長3875mm×全幅1745mm×全高1455mm、5ドアが全長4035mm×全幅1745mm×全高1470mm、コンバーチブルが全長3880mm×全幅1745mm×全高1435mmです。
5ドアはホイールベースを2565mmまで延長することで、後席や荷室の実用性を高めています。
パワートレインは、3ドアおよび5ドアの「C」グレードには、1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジンを搭載しており、最高出力156馬力・最大トルク230Nmを発揮します。
そして「S」グレードには、2リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載し、204馬力・300Nmを発揮します。
さらに、コンバーチブルのCグレードには最高出力163馬力、最大トルク250Nmを発揮する2リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンが組み合わされます。
注目の外観は、ポール・スミス氏の故郷である英国ノッティンガムへのオマージュとして、「ノッティンガム・グリーン」をルーフやミラーキャップ、フロントグリルフレームなどに採用。
さらに運転席側ルーフ後方には、ブランドを象徴する「シグネチャー・ストライプ」があしらわれています。
ボディカラーは、「インスパイアード・ホワイト」「ステイトメント・グレー」、そして「ミッドナイト・ブラックII」の3色を設定。前者2色はポール・スミス エディション専用カラーとなっています。
内装も専用装備で彩られており、ブラックを基調とした空間に、ポール・スミスを象徴するストライプデザインを採用した専用スポーツステアリングホイールや専用ダッシュボード、専用シートを装備します。
さらにセンターディスプレイには専用グラフィックが用意されるほか、テールゲートハンドルにはポール・スミス氏のレタリングも刻まれています。
また、「ドライビングアシスタントプラス」や「パーキングアシスタント」などの先進運転支援機能も標準装備され、安全性や利便性にも配慮されています。
全国のMINI正規ディーラーでは2026年5月29日より注文予約の受付を開始しており、納車は2026年秋以降を予定しています。
車両本体価格は、「MINIクーパーC ポール・スミス エディション」が465万円、「MINIクーパーS ポール・スミス エディション」が540万円、「MINIクーパー5ドアC ポール・スミス エディション」が477万円、「MINIクーパー5ドアS ポール・スミス エディション」が552万円、「MINIクーパー コンバーチブルC ポール・スミス エディション」が514万円、「MINIクーパー コンバーチブルS ポール・スミス エディション」が577万円です(いずれも消費税込み)。ハンドル位置は全車右ハンドルとなります。
電気自動車に加えて、ガソリンエンジン仕様が登場したMINIポール・スミスエディション。ユーザーから寄せられた反響について、6月下旬に首都圏にあるMINIディーラーに問い合わせてみました。
「ガソリンエンジン仕様のMINIポール・スミスエディションにご興味をお持ちになるお客様の多くがクルマ、ひいてはMINIがお好きな方が多い印象です。
『クラシックミニの時代のミニ ポール・スミスが買えなかったので、本当に心待ちにしていました』とおっしゃるお客様もいらっしゃいます。
人気モデルはやはりMINIクーパーSですね」
他のMINIディーラーにも問い合わせてみました。
「MINIポール・スミスエディション、EVモデルとガソリンエンジン仕様ではお客様の層や属性がまったく異なる印象です。
前者のお客様は、どちらかというとクルマ好きというよりは、ライフスタイルのなかのひとつにMINIがあるイメージ。それがポール・スミスエディションであえば最高、といった感じでしょうか。
後者のお客様はクルマ好きという印象ですね。ガソリンエンジン仕様のMINIポール・スミスエディションを所有してみたいというお客様です。
EV、ガソリンエンジンいずれも、ご満足いただけるモデルであることは間違いありません」
EVか、それともガソリンエンジンか。それぞれのユーザーは悩むことなく選んでいるようです。
むしろ、悩ましいのはモデルバリエーションやボディカラー。自分ならどんな仕様を選ぶのか、空想するだけでも楽しそうです。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。

























































