約470万円! 日産「本格“5人乗り”トラック」は初代「テラノ」風デザイン! 先行する「ハイラックス」&「トライトン」対抗モデルとして期待大! 全長5.7m級“ビッグボディ”×超パワフル仕様! 最新「フロンティア」米国モデル日本導入の可能性は
北米で絶大な支持を集めるピックアップトラックですが、なかでも日産「フロンティア」は、武骨で力強いデザインと高い実用性を兼ね備えた人気モデルです。日本への導入も期待したい、最新の2027年モデルの特徴について紹介します。
日産らしい「ハイラックス」&「トライトン」対抗モデルとして期待大!
日産が北米で販売している「フロンティア」は、タフなラダーフレーム構造と高い悪路走破性を持つピックアップトラックです。
かつて北米でラインナップされていたフルサイズピックアップ「タイタン」(2024年に販売終了)とともに、日産のトラックラインアップを支えてきた、本格派の(現地では)ミドルサイズモデルに相当します。
北米市場での支持も絶大で、直近5月では、前年比24%増の6773台を記録。2010年以降の5月度としては過去最高の販売台数をたたき出すなど、いま現地でもっとも勢いのある一台となっています。
なかでも目を引くのがタフな外観です。巨大なフロントグリルとコの字型LEDヘッドライトを組み合わせたフロントフェイスは非常に力強く、高い地上高や張り出したフェンダーと相まって、強烈なインパクトを与えます。
フロント下部には頑丈なアンダーガードを装備。オフロード走行を意識したスタイリングは、アウトドアフィールドとの相性も抜群です。
ボンネット前端にあるトリプルスリッド加飾は、往年の名車「ダットサン ハードボディトラック」(D21型、日本ではSUV「テラノ」のベース車として有名)を想起させる意匠です。伝統的なモチーフを取り入れながら、最新デザインと融合させた一台となっています。

ボディサイズは、最も大きな「クルーキャブ PRO-4X 4×4 ロングベッド」仕様で全長5692mm×全幅1897mm×全高1852mmと、これぞアメリカという巨大さを誇ります。
キャビンは大人5人が乗車できる広さを確保し、後席には60:40分割式の3人掛けベンチシートを採用。座面を跳ね上げれば収納スペースとしても活用できます。
荷台も広く、汚れたアウトドアギアをそのまま積載できるのはピックアップトラックならではの魅力です。
パワートレインには3.8リッターV型6気筒ガソリンエンジンを搭載。最高出力は310hp(約314PS)、最大トルクは281 lb-ft(約381Nm)を発揮し、9速ATと組み合わせることで、力強い加速性能と高速巡航性能を両立しています。
後輪駆動に加え、本格的な四輪駆動モデルも選択することができます。悪路を走破するクロスカントリー性能のみならず、大型ボートやモーターホームのけん引などにも重宝される存在です。
さらに最新の2027年モデルでは、中核の「SV」グレードに「スポーツエディション」を新設定しました。
オールテレーンタイヤやアルミ製スキッドプレート、LEDフォグランプなどを備えた仕様で、本格オフローダー「PRO-4X」の世界観を、より身近なグレードで楽しめる仕様となっています。
またワイヤレス急速充電を採用したほか、新色の「アルパインメタリック」の追加や、個性的な「ダークアーマー」パッケージも継続、選択肢をさらに広げる改良が行われています。価格は3万2150ドル(約470万円・2026年6月末のレートで換算)からです。
2026年2月に国土交通省が創設した一定条件を満たせば日本の保安基準に適合するとみなす「米国車認定制度」の導入によって、トヨタはピックアップトラック「タンドラ」と、3列シートSUV「ハイランダー」の国内販売を東京で開始しました。
日産も米国製クロスオーバーSUV「ムラーノ」の日本での受注を開始しています。
米国車認定制度の導入によって、これまでコストや法規対応の面で難しかった北米仕様車の導入ハードルは大きく下がりました。フロンティアもミシシッピ州のカントン工場で、3.8リッターV6エンジンはテネシー州のデッチャード工場で生産されている、純北米生産車です。
もちろん、ボディサイズや税制、駐車環境など、日本市場との相性という課題は残りますが、それでも、従来であれば「日本には大きすぎる」と判断されていたモデルが導入される流れが生まれているのは事実です。
三菱「トライトン」が2024年におよそ13年ぶりの日本復活を果たし、トヨタも10年ぶりにフルモデルチェンジした新型ハイラックスを発売するなど、国内でもピックアップトラックへの注目度が高まりつつあります。
これまで日本導入が現実的ではなかったフロンティアについても、あらためて可能性を探る価値はあるのではないでしょうか。
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米国車認定制度とは直接の関係はありませんが、全長5.3m級のフルサイズSUV、日産「パトロール」(日本製)の国内導入が2027年度前半に予定されています。
北米モデルとしてフロンティアが加われば、グローバルで活躍する日産の魅力は国内でもさらに広がるはず。
日本へ導入を検討しても面白い1台なのではないでしょうか。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど










































































