NEXCOが「悪質“重量オーバー車”」を摘発! 「22トンオーバーで走行」の事例も? 「ルール知らずの外国人ドライバー」も増加! 迷惑な「車両制限令違反」取締りを公開
NEXCO東日本 関東支社は、東北道下り線の浦和本線料金所で「車両制限令」違反車両の取り締まりの様子を公開しました。
外国人も増えてきた? 車限違反の現状は
では、どうやって違反車を見極めているのでしょうか。NEXCO車限隊の担当者に話を伺いました。
「選定員は重量超過が疑われる車両かどうかを見極める役割があるのですが、これはタイヤの沈み具合やバウンドの仕方で判断しています。(取り締まりで)長年培ってきたノウハウを発揮して、見極めているところです」
いわば「重量オーバーGメン」といった専門の部隊で構成されているため、被疑車両の見極めはつくようですが、その先陣を切る「選定員」はそのなかでもベテランが担当しているそうです。近年は若い世代にも担当を任せ、ノウハウを継承しているそうです。
![東北道浦和料金所を1トンオーバーした外国人ドライバーの車両制限令違反車両[写真:くるまのニュース編集部撮影/2026年6月30日]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/06/20260630_urawaTB_shagen_014.jpg?v=1782802118)
また、車限違反の現状についても聞いてみました。
「昨年度(2025年4月〜2026年3月)では、NEXCO東日本 関東支社にある3隊合計で2200台程度の被疑車両を引き込んで測定し、530件の取り締まりを行いました。約25%が違反ということになります。
そのうち75%が重量にかかる超過になっておりまして、残りの25%が幅や長さ、高さの違反があるということになります。体感はもうほとんどが重量にかかるものです」
しかし、実際には車限違反者はもっと多いそうで、車限隊が取り締まりを行わない時間帯を選んで通行したり、車限取り締まりの情報が共有され、そこを回避するドライバーがいたりなど、いたちごっこの様相を呈しているようです。
さらに、近年は外国人も増えていると話します。
「ここ1〜2年はちょっと増えたような感覚があります。日本語を話せる人も当然いますが、なかには日本語を話せない人もいまして。その時はスマホアプリの翻訳ソフトで、やり取りしたり、運転手さんに日本語を話せる方に電話で代わってもらい、通訳をしてもらってやり取りをしています」
今回も2台目の車両は外国人であったことも、外国人ドライバーが車限を含めた交通ルールを理解できていない実情が浮き彫りになりました。
今後の取り締まりについて、今回の車限取り締まりの隊長を務めたネクスコ・パトロール関東 加須車限事業所 小野田正人 隊長に伺いました。
「年々、車両制限令に違反する車両が増えてきているのが実態です。なかには取り締まりを避けて、一般道へ迂回をしたり、取り締まりを行っていない時間帯を狙って走行するなどの悪質な車両もあり、そのような極めて悪質な車両に対するアプローチを検討していきたいと考えております。
また、過積載という言葉はよく耳にする機会があると思いますが、車両制限令という言葉を耳にする機会があまりなく、世間的な知名度もまだまだ低いと感じています。
広報活動に力を入れ、車両制限令に関する世間の認知度の向上を図るとともに、『重量超過は悪である』という意識の向上を図っていきたいと思います」
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重量オーバー車が道路に与えるダメージは相当なもので、例えば軸重を制限値の10トンよりもオーバーした20トンの状態で通行すると、道路のコンクリート床版に対し、制限値最大で通行したクルマの「4096倍」という途方もないダメージを与えます。
また国の試算によれば、道路の劣化の9割は、わずか0.3%の台数の重量超過車両が引き起こしているといいます。
この事態を受け、国土交通省でも2014年に「道路の老朽化対策に向けた大型車両の通行の適正化方針」を策定し、車両制限令の「2倍超過」の悪質な重量オーバー事例については、「一発レッドカード」に処すことにしました。
また2026年6月にも、行政指導や刑事告発をしやすくするように道路法に基づく規定を改正すると明かしています。
高速道路を安心・安全に通行できるように、今後はルールを破る悪質違反者への取り締まりがさらに厳しくなる方針です。























































