「クマだァァ!!」高速道路で「くま」に衝突! どうすればいい? “実体験”をもとに徹底解説

高速道路上では、動物に衝突してしまう可能性がゼロではありません。実際にクマにぶつかってしまった筆者がそのときのようすをレポートします。

高速道路で「クマ」に衝突…そのときの様子は?

 このところ、クマによる被害を報じるニュースを目にする機会が増えています。筆者(Peacock Blue K.K. 瓜生洋明)もまた、そうしたニュースにそこはかとない不安を覚えていた人間のひとりですが、東京在住ということもあってどこか他人事であったのも事実です。

 そんな筆者は、6月のある週末の夜、北陸自動車道を富山方面から金沢方面へと駆け抜けていました。

 時間は20時を回ったころ、速度はおよそ100km/hでした。

 小杉ICを過ぎた直後、筆者の目の前に体長1mほどの黒い「カタマリ」が飛び込んできました。

 イノシシやタヌキ、シカなどとも異なるそのシルエットから、筆者は瞬時に「クマ」であることを確信しました。しかし、もはや避けることはかなわず、そのまま衝突してしまいました。

 動物と衝突した経験ははじめてでしたが、まるで縁石に乗り上げたかのような音と衝撃でした。

 その際、フロントバンパーなどが破損したのを感じたものの、幸いにしてエアバッグは展開しておらず、自走も可能であったことから、筆者はすぐに路肩にクルマを寄せ、自身の安全を確保することにしました。

 そして、自分自身にケガがないことを確認したのち、警察と「道路緊急ダイヤル(#9910)」に電話し、その後の対応について指示を仰ぎました。

 警察の方から「周辺にまだクマがいるかもしれないから、自走できるなら次のPAまで向かってほしい」と言われたことから、すでにフロントバンパーなどが脱落した状態ではありましたが、なんとか最寄りの高岡PAまで走行し、そこで保険会社への連絡なども済ませました。

 その後、警察の方やNEXCO中日本の方、保険会社から要請を受けたレッカー業者の方などが到着し、自損事故として処理されることとなりました。

高速道路で「クマ」に衝突…どうすればいい?(画像はイメージ)
高速道路で「クマ」に衝突…どうすればいい?(画像はイメージ)

 なお、警察の方が言うには、高速道路上にクマの死骸などはなかったとのことです。

 また、春先はクマの目撃情報は多い時期ではあるものの、高速道路上で衝突した例は非常にめずらしいことのようです。

高速道路で動物にぶつかったら…まずは安全確保が最優先!

 クマにかぎらず、高速道路上で動物と衝突した際には、どのように行動すればよいのでしょうか。

 警察の方やNEXCO中日本の方が言うには、基本的には今回の対応で問題ないようです。

 まず、最優先すべきは自分自身と同乗者の安全確保です。

 今回は例外的に最寄りのPAまで走行しましたが、通常はガードレールの外に避難することが望ましいとされています。車内で待機するのは危険であるため、絶対にやめましょう。

 安全な場所に避難したら、警察と「道路緊急ダイヤル(#9910)」、ケガがある場合には救急への連絡をおこないます。

 動物との衝突は自損事故となるため、程度の大小にかかわらず警察への連絡は必須です。

 また、「道路緊急ダイヤル(#9910)」へ通報することで、動物の死骸や破損したクルマのパーツの回収をおこなってくれます。

 この際、衝突してしまった動物に近づくことは避けなければなりません。

 もし動物がまだ生きている場合には、興奮して襲ってくるおそれがあります。すでに死んでいた場合でも、感染症や寄生虫を持っている可能性があるため、絶対に素手で触ってはいけません。

 そのうえで、クルマの状況に応じて、加入している任意保険やJAFなどのロードサービスに連絡をしましょう。

 いずれにせよ、高速道路上では二次被害を避けるためにも、自分自身と同乗者の安全確保がなによりも最優先となります。

 ※ ※ ※

 動物との衝突は自損事故となりますが、ガードレールなどに大きな破損がなければ、警察や高速道路事業者などから賠償責任を問われることはまずありません。

 ただ、自分のクルマの修理費用は自身の任意保険によってまかなう必要があります。

 筆者のケースのように、クマなどの大型の動物に衝突した場合には、クルマへのダメージもかなりのものとなります。

 突如として巨額の修理費用が発生する可能性に備えて、自身の任意保険の内容をいま一度確認しておくことをおすすめします。

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Writer: PeacockBlue K.K. 瓜生洋明

自動車系インターネット・メディア、大手IT企業、外資系出版社を経て、2017年にPeacock Blue K.K./株式会社ピーコックブルーを創業。グローバルな視点にもとづくビジネスコラムから人文科学の知識を活かしたオリジナルコラムまで、その守備範囲は多岐にわたる。

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