スズキ「“新型”スライドドア軽バン」に注目! 斬新「ダイハツ顔」デザイン採用&割り切り「2人乗り」仕様も設定! 実用特化型した新型「eエブリイ」はどんな車?

スズキが2026年3月に発売した軽商用EV「eエブリイ」を紹介します。

スズキなのに「ダイハツ顔」?

 スズキの軽ワンボックス商用バンとして、多くのユーザーから支持を集めている「エブリイ」。
 
 エブリイの名前は1982年に「キャリイバン・エブリイ」として初登場していますが、「キャリイバン」時代から数えると1964年に初登場しており、すでに60年以上の長い歴史を誇るモデルとなっています。

 そんなエブリイですが、現行型では2026年5月にマイナーチェンジを実施したばかりで、新たなフロントマスクを備えたほか、上級グレードにはアダプティブクルーズコントロール(ACC)が搭載されるなど、大幅な進化を見せています。

 その一方で、2026年3月にはBEV(バッテリーEV:電気自動車)モデルとなる「eエブリイ」も登場しています。

 しかし、こちらは通常のエブリイとは異なるスタイルとなっているのです。果たしてどのような特徴があるのでしょうか。

 2026年3月に発売されたeエブリイは、36.6kWhの駆動用バッテリーとモーターを搭載する軽商用BEVとなっており、満充電時の航続距離は257kmと近距離の配送などに使われることが多い軽ワンボックスバンとしては十分なもの。

 全車、後輪モーターを駆動する2WDモデルとなり、グレードは後部座席を備える「4シーター」と、前席のみに割り切った「2シーター」の2種類が用意されています。

 この2グレードでは、シートの数の違いだけではなく、外観では4シーターのみカラードバンパーが備わり、装備面でも4シーターにはキーフリーシステムや電動格納式ドアミラー、スライドドアクローザーなどが装備されるため、4シーターが実質的な上級グレードとなっています。

スズキの新型スライドドア軽バン「eエブリイ」
スズキの新型スライドドア軽バン「eエブリイ」

 このように通常のエブリイとはさまざまな部分で異なるeエブリイですが、実はスズキとダイハツ、トヨタの3社で共同開発したモデルとなっており、ベースとなっているのはダイハツの軽商用ワンボックス「ハイゼットカーゴ/アトレー」なのです。

 そのため、エクステリアデザインが通常のエブリイとは異なるスタイルとなっており、基本的にはハイゼットバンとそのBEVモデル「eハイゼットカーゴ/eアトレー」と共通です。

 ただし、実はフロントバンパーはeエブリイ専用のデザインとなっており、通常のエブリイと同じテイストになるようになっていました。

 しかし前述したように、5月にエブリイがマイナーチェンジを実施し、フロントマスクのデザインが変更されたため、わずか2か月のみの共通デザインとなってしまいました。

 価格(消費税込)は2シーターが314万6000円、4シーターが323万4000円となっており、装備の差ほど価格差はない印象となっているのも興味深いところです。国からの補助金56万8000円も利用でき、実質的には約260万円で購入が可能です。

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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