トヨタ「新・スライドドアワゴン」の最安&最上級モデルを比較! “価格差22万円”で何が違う? 内外装や装備の差とは 「ジャパンタクシー」に注目
トヨタは2026年5月12日、「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」の一部改良モデルを発売しました。本記事では、標準グレード「和」と上級グレード「匠」を比較し、外観や内装、装備、走行性能、価格の違いを詳しく紹介します。
標準グレードと上級グレードの違いとは?
トヨタは2026年5月12日、「JPNタクシー(ジャパンタクシー)」の一部改良モデルを発売しました。
今回の改良では、制動灯表示灯を全車標準装備。通常のブレーキ操作時だけでなく、運転支援システムによる制動時にもメーター内の表示灯が点灯することで、ドライバーが車両の制動状態をより把握しやすくなっています。
ジャパンタクシーは、5ドアトールワゴンボディと後席スライドドアを採用したユニバーサルデザインタクシーとして2017年に登場しました。
高齢者や車いす利用者、妊娠中の人、小さな子ども連れの人など、誰もが利用しやすい設計が特徴です。
また、国土交通省のユニバーサルデザインタクシー認定要領にも適合しており、乗客はもちろん、ドライバーや事業者の使いやすさにも配慮されています。
ラインナップは、標準グレードの「和」と上級グレードの「匠」の2種類。「和」は日常のおもてなしを支える実用重視のグレード、「匠」は快適性や質感を高めた上級グレードという位置付けです。

ボディサイズは両グレード共通で、全長4400mm×全幅1695mm×全高1750mm、ホイールベースは2750mm。乗車定員は5人で、車いす利用時は3人乗りとなります。
外観では、それぞれに異なる仕立てが採用されています。「和」は、素地仕上げのフロント・リアバンパーや、シルバー塗装と素地を組み合わせたフロントグリルを採用し、実用性を重視したシンプルなデザインが特徴です。
一方、「匠」はボディ同色のフロント・リアバンパーに加え、メッキとブラック塗装を組み合わせたフロントグリルやメッキ加飾付きバックドアガーニッシュを採用。より上質で高級感のあるスタイルに仕上げられています。
内装についても両グレードには明確な違いがあります。「和」はシンプルで機能性を重視した仕様ですが、「匠」ではサイドレジスターやインサイドドアハンドル、ステアリングホイール、シフトレバーなどに加飾を施し、質感の高い室内空間を実現しています。
さらに、「匠」にはリアシートヒーターや天井サーキュレーターを標準装備。後席利用者の快適性を高める装備が充実しており、乗客へのサービス品質を重視する事業者にとって魅力的な仕様となっています。
安全装備は両グレード共通で、Toyota Safety Senseを標準搭載。プリクラッシュセーフティやレーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームなどを備え、日々の安全運転を支援します。
また、今回の一部改良によって追加された制動灯表示灯により、運転支援システム作動時の制動状況も視認しやすくなり、安全性の向上が図られています。
パワートレインは両グレード共通で、1.5リッターLPGハイブリッドシステムを採用。エンジンには1NZ-FXP型を搭載し、最高出力74PS、最大トルク111Nmを発揮します。
モーターには交流同期電動機を採用し、最高出力61PS、最大トルク169Nmを発生。トランスミッションは電気式無段変速機、駆動方式は前輪駆動(FF)です。WLTCモード燃費は、「和」が16.6km/L、「匠」が16.5km/Lとなっています。
価格(消費税込)は、「和」が348万9200円、「匠」が371万3600円。両グレードの価格差は22万4400円です。
「和」は必要十分な装備を備えた実用重視の標準グレードである一方、「匠」は内外装の質感向上や後席の快適装備を充実させた上級グレードという位置付けです。
両グレードはボディサイズやパワートレイン、走行性能といった基本性能を共有していますが、「匠」は後席の快適性や高級感を高める装備が充実している点が大きな特徴です。
そのため、コストを抑えながら必要な機能を備えたタクシーを導入したい場合は「和」、乗客の快適性や車両の質感まで重視したい場合は「匠」が有力な選択肢となるでしょう。
Writer: 青木一真
埼玉県生まれ。宅配ドライバーを経験した後に、車中泊関連の記事執筆を開始。現在はフリーライターとして、車メディアに従事している。自動車は輸入車、スポーツカー、SUV、ミニバン、軽自動車の所有を経験。月間3000kmほどを走行している。











































