スズキ新型「KATANA」に搭載されたエンジンは? 乗りやすさ重視の味付けに
スズキ新型「KATANA」には過去のGSX-R1000エンジンを搭載。改良が加えられたエンジンは蘇ったカタナにマッチするのでしょうか?
新設計よりも信頼性を重視し、採用されたエンジン
「KATANA」に搭載された150馬力を発生する999cc直列4気筒エンジンは、GSX-R1000で長年高い評価を得ている技術を直接継承しています。
搭載されたエンジンは、過去に採用されたGSX-R1000用の改良版で、スムーズなスロットルレスポンスと広いトルクバンドを実現し、ユーロ4に対応した燃焼性能や吸気音と排気音を最適化するため、ピストンなどの改良も行われました。
スズキがGSX-R1000のエンジン(2005年~2008年)を使用した理由は、街乗りに適した幅広い低中域のパワーとトルクが得られる設計と、滑らかなスロットルレスポンスと反応の良い加速を実現するためです。ピストンとピストンリングは、2007年型GSX-R1000エンジンに採用されたものより3%の軽量化を達成しながらも、耐久性を損なうことはありません。
コンパクトで軽量化された車体は、俊敏性と扱いやすい操作性を実現し、ライダーがより楽しめるように設計されました。また、一般道、高速道、または田舎道や曲がりくねった道などでも最高のパフォーマンスを発揮することを目指しています。
2005年から2008年、GSX-R1000は世界各地で数多くのレースでチャンピオンシップを獲得しました。今回「KATANA」に搭載されたGSX-R1000のエンジンは、市場で高い評価を得ており、信頼性も高く、十分なパワーを発揮することでしょう。
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