日産の斬新「“4WD”スポーツカー」に注目! 「GRMNカローラ」のライバル!? 全長4.2mワイドボディに「専用デザイン」&“パワトレ移植”で大幅馬力アップの「オーラ NISMO RS コンセプト」とは?

2026年はトヨタ「GRヤリス」の特別仕様車や「GRMNカローラ」、ホンダ「Super-ONE」など高性能コンパクトモデルへの注目が高まっています。そんななか東京オートサロン2026で公開された日産「AURA NISMO RS Concept」は、「エクストレイル NISMO」譲りのパワートレインや専用ワイドボディを採用した高性能コンセプトモデルとして話題を集めました。

ワイド化された迫力ボディ×高出力パワトレ

 2026年に入ってから、国産コンパクトスポーツモデルの話題はこれまで以上に盛り上がりを見せています。

 5月にはトヨタ「GRヤリス」の「MORIZO RR」や「Sebastien Ogier 9x World Champion Edition(セバスチャン・オジエ 9x ワールドチャンピオン エディション)」が登場し、レクサスも「LBX MORIZO RR」の一部改良モデルを投入。

 さらに、ホンダは「Super-ONE」を発売したほか、6月にはトヨタ「GRMNカローラ」の発表が話題となるなど、コンパクトなボディに本格的な走りを詰め込んだモデルへの注目が高まっています。

 そんな流れのなかで、日産もコンパクトスポーツの可能性を追求した意欲作を年始に披露していました。

 それが、2026年1月に開催のカスタムカーイベント「東京オートサロン2026」で初公開された「AURA NISMO RS Concept(オーラ ニスモ RS コンセプト)」です。

 ベースとなる「ノート AURA NISMO(オーラ ニスモ)」は、上質な内外装と電動パワートレインを組み合わせたプレミアムコンパクトカー「ノート AURA(オーラ)」をベースに、専用エクステリアや足まわりのチューニングを施したスポーツモデルです。

 一方、AURA NISMO RS Conceptは、ノート AURA NISMOの性能をさらに引き上げたハイパフォーマンス仕様として仕上げられています。

ワイドフェンダー化により迫力あるスタイルを実現
ワイドフェンダー化により迫力あるスタイルを実現

 なかでも大きな注目点となったのがパワーユニットです。このコンセプトモデルには、「X-TRAIL NISMO(エクストレイル ニスモ)」に採用されているパワートレインを移植。

 発電専用の1.5リッターKR15DDT型エンジンを組み合わせた第2世代「e-POWER」ハイブリッドをベースに専用チューニングが施されており、フロントモーターは最大出力150kW/最大トルク330Nm、リアモーターは同100kW/195Nmという強力な出力を発揮します。

 さらに駆動方式には、日産とNISMOが磨き上げた「NISMO tuned e-4ORCE」を採用しています。

 前後モーターの駆動力を緻密に制御することで、高いトラクション性能と優れた旋回性能を両立。コーナリング時の安定感や立ち上がり加速にも大きく貢献するとされています。

 足元にはハイグリップタイヤを装着し、シャシセッティングも専用仕様へ変更。これにより、コンパクトカーとは思えないレベルのハンドリング性能を目指しています。

 また制動力についても妥協はなく、フロントには対向4ポッドの大型キャリパー、リアには対向2ポッドキャリパーを採用。サーキット走行を視野に入れたような本格的な構成となっています。

 エクステリアも徹底的に作り込まれています。フロントスポイラーやフロントフェンダー、サイドスカート、リアディフューザー、専用リアスポイラーなどを装着し、迫力あるスタイルを実現。

 特にフロントフェンダーやサイドスカート、リアディフューザーに施されたレッドアクセントは、NISMOモデルらしいスポーティさを強く印象づけています。

 ボディカラーには専用色となる「ダークマットNISMOステルスグレー」を採用。精悍な雰囲気をさらに際立たせており、ショーモデルならではの存在感を放っています。

 また、これらの専用装備によってボディサイズにも大きな変更が加えられています。ボディサイズは全長4260mm×全幅1880mm×全高1485mmとなり、ノート AURA NISMOからフェンダーが左右で145mm拡大されています。さらに全長も140mm延長され、車高は約20mm低く設定されました。

 こうしたローワイドなスタイリングに加え、ベース車が5ドアハッチバックであることから、その成り立ちはピュアスポーツ色の強いGRヤリスというよりも、高性能な5ドアスポーツモデルとして開発された「GRカローラ」やGRMNカローラに近い印象を受けます。

 なお、現時点ではあくまでも技術検証を目的としたコンセプトカーという位置付けですが、日産は将来的なコンプリートカーとしての市販化も視野に入れていると説明しています。

※ ※ ※

 近年はコンパクトスポーツでもワイドフェンダー化や高性能4WDシステムの採用がトレンドとなっていますが、このモデルもそうした流れを色濃く反映した1台といえるでしょう。

 直近では冒頭でも述べたコンパクトなボディに高い走行性能を与えたモデルが登場し、スポーツコンパクト市場の盛り上がりが続くなか、日産がAURA NISMO RS Conceptをどのような形で発展させるのか、そして市販化へとつなげるのか、今後の動向から目が離せません。

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Writer: くるまのニュース編集部

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