約400万円! トヨタ新型「“フラッグシップ”セダン」に注目! 「クラウン超え」大柄ボディに“ハイテク豪華内装”採用! 販売開始から1時間で“3000台以上売れた”人気の「bZ7」中国モデルとは?

中国市場向けに開発されたトヨタのフラッグシップEVセダン「bZ7」が好調なスタートを切りました。全長5m超の大型ボディに長航続距離やスマートコックピットを搭載し、中国メーカー勢に対抗する“本気の一台”として注目を集めています。

全長5m超の大型ボディにハイテクな豪華内装

 中国は今や世界有数の電気自動車(EV)大国となっています。しかし、市場では中国メーカーが急速にシェアを拡大しており、海外メーカーは苦戦を強いられています。

 そんななか、2026年3月に発売されたトヨタの新型EVセダン「Bozhi 7/bZ7」が、中国市場で高い評価を獲得しています。トヨタの本気度がうかがえるこのモデルは、一体どのようなクルマなのでしょうか。

 中国名“Bozhi 7(以下、bZ7)”は、広州汽車集団有限公司(GAC)、広州トヨタ自動車有限公司(GTMC)、そしてトヨタ(中国)有限公司のインテリジェント電気自動車研究開発センター(IEM by TOYOTA)が共同で開発したフラッグシップBEV(バッテリーEV)セダンです。

「bZ4X」「bZ3」「bZ3X」「bZ5」に続く新型BEVで、中国ユーザーのニーズに応える大型ラグジュアリーセダンとして現地開発された点が最大の特徴です。

流麗なデザインと先進技術を兼ね備えた新たなフラッグシップモデル
流麗なデザインと先進技術を兼ね備えた新たなフラッグシップモデル

 ボディサイズは全長5130mm×全幅1965mm×全高1491mm(エアサスペンション装着車)-1506mm、ホイールベース3020mm。

 全長は「クラウン セダン」(5030mm)を上回り、堂々たる存在感を誇ります。しかし、そのデザインは無骨さや威圧感を強調するものではなく、流麗な曲線を基調としたシャープで洗練されたスタイルに仕上げられています。

 パワートレインには、ファーウェイが開発した「Huawei DriveONE」を採用。最高出力207kW(282PS)、最大トルク320N・mを発揮します。

 バッテリーはLFP(リン酸鉄リチウム)電池を採用し、容量は71.35kWhと88.13kWhの2種類を設定しています。

 CLTCモードでの航続距離は、71.35kWh仕様が600km、88.13kWh仕様は700km、エアサスペンション装着車では710kmに達します。

 また、DC急速充電に対応しており、バッテリー残量30%から80%までを約24分で充電可能とされています。

 bZ7の運転席まわりは、従来のトヨタ車というよりも、中国の先進的なスマートEVに近い設計となっています。

 インパネには8.8インチのデジタルメーターと15.6インチの大型タッチディスプレイを搭載。

 メーターよりもセンターディスプレーを主役とするレイアウトは、中国製EVで一般的なスタイルです。

 さらに、Huawei HarmonyOS Cockpit 5を採用。単なるインフォテインメントシステムではなく、「AI統合型スマート空間」として機能するよう設計されています。

 音声操作にも力を入れており、連続対話や連続指示、割り込み会話、曖昧な表現の理解などに対応。

 物理スイッチを極力減らし、音声操作と大型タッチUIを中心とした操作体系を採用しています。これも中国向け高級EVらしい特徴のひとつです。

 また、「スーパー・デスクトップ」と呼ばれる機能も搭載。5000種類以上のスマートフォンアプリを車載システム上で利用できるとされています。

 これはHuawei HarmonyOSの強みを活かしたもので、スマートフォンやタブレット、車載システムをシームレスに連携させることが可能です。

 つまりbZ7は、単なる移動手段ではなく、Huaweiのエコシステムの一部として機能する側面も持っています。

 インテリアもフラッグシップセダンにふさわしい高級感あふれる豪華な仕上がりです。エントリーグレードから高級レザーシートや前席シートヒーター/ベンチレーション、後席大型アームレストを標準装備。

 上位グレードでは、ヒーター、ベンチレーション、マッサージ機能を備えた「ゼログラビティシート」が助手席に採用されます。

 さらに、中国の高級車市場らしい装備として、上位グレードには後席から助手席を電動調整できる「ボスボタン」を搭載。

 オーナー自らが運転するのではなく、後席でくつろぐことを重視する中国市場のニーズを反映した装備といえるでしょう。

 bZ7は、BYD、NIO、Xiaomi、Luxeedといった中国メーカーの高級EVを強く意識して開発されています。

 従来の「日本車らしい保守的なEV」ではなく、広い室内空間、全長5m超のボディ、Huawei製スマートコックピット、高度運転支援システム(ADAS)、長い航続距離、優れた急速充電性能など、中国市場で求められる要素を全面的に取り入れた“本気仕様”となっています。

 発売後の反響も大きく、報道によると、販売開始からわずか1時間で3100台の注文を獲得したとされています。

 価格はグレードによって異なりますが、例えば「600 PRO」のメーカー希望小売価格は16万9800元。2026年6月初旬時点の為替レートで換算すると、約400万円です。

 全長5m超の高級フラッグシップセダンでありながら、この価格設定は高い競争力を持つといえるでしょう。

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Writer: 大西トタン@dcp

(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

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