千葉屈指の大渋滞道路 県道8号「船取線」の救世主!? 「鎌ケ谷の大渋滞」をスルーできる計画が進行中! 残すは「あと約300m」もうまく進まず 船橋我孫子バイパス線の現況は?
千葉県屈指の大渋滞道路である県道8号「船取線」でバイパスの整備が進められています。
屈指のノロノロ渋滞ポイント「鎌ケ谷市街地」スルー
千葉県屈指の大渋滞スポットになっている県道8号「船橋我孫子線(通称:船取線・船取県道)」でバイパス「船橋我孫子バイパス線」の整備が進められています。
どのようなバイパスで、開通したらどう便利になるのでしょうか。
船取線は、JR京葉線 南船橋駅近くの国道357号 若松交差点を起点に、途中で国道296号「成田街道」と重複しつつ、東武アーバンパークライン(東武野田線)沿いを北上し、船橋市中・北部を通って鎌ケ谷市を縦断。
その後は柏市の旧沼南町を通って国道16号と接続し、さらに北に進んで我孫子市で国道6号「水戸街道」に至ります。かつて終点が利根川の先の茨城県取手市だったため、いまもその名残で「船取(船橋取手)」と呼ばれています。
千葉県北西部において、わずか数本しかない「タテルート」の大動脈で、特に鎌ケ谷市へのアクセスはここが第一選択ルートになります。

さらに、途中では成田方面へ結ぶ国道464号バイパス「北千葉道路」とも接続するほか、東武鉄道アーバンパークライン(野田線)沿いのため、沿線は商業施設と住宅地が広がり、地域住民にとっても交通需要が極めて高くなっています。
しかし、多数の信号や右折レーンの少なさ、一部は4車線ながらそもそもが旧態依然とした2車線であるため、容量がまったく足りておらず、船橋から国道16号までのほぼ全線でひどい混雑に見舞われています。
混雑ポイントも、船橋市若松から中野木までの296号重複区間、その先の2車線減少区間「駿河台」交差点、県道59号線「木下街道」との交差点「馬込十字路」、鎌ケ谷市東道野辺、新鎌ヶ谷駅・鎌ケ谷市役所周辺など、枚挙にいとまがありません。
特に鎌ケ谷市役所周辺は日中でも深刻なレベルの渋滞で、2021年の交通センサスでは、京成松戸線 初富駅から464号までの区間は朝夕の旅行速度は「8.4km/h」とほぼ動かない状態で、千葉県北西部屈指の渋滞ポイントとなっています。
ひとたび渋滞に巻き込まれれば、鎌ケ谷市役所から国道357号までのわずか13km少々の距離が、1時間半以上かかることも少なくありません。
そんな鎌ケ谷市の渋滞ポイントに、バイパスが整備されています。
「船橋我孫子バイパス線」は、鎌ケ谷市東道野辺から東に分岐し、464号との交差点を過ぎたあたりで現道に接続する約5kmの区間です。2001年から事業化されています。
すでに東道野辺からの4.8kmは開通済み。右折レーンもしっかり用意され、途中でクロスする京成松戸線(旧:新京成線)はアンダーパスで通過できるなど、走りやすくなっています。
しかし、あと280mを残して柏市側の現道とは接続しておらず、464号の西行道路で行き止まりとなっています。バイパスとしては全く意味を為しておらず、けっきょくのところ、最も混雑する鎌ケ谷市役所を経由して現道を通らざるを得なくなっています。
事業期間は令和12年度末、すなわち2031年3月末までとなっていますが、まだまだ用地買収の段階です。
千葉県 東葛飾土木事務所の担当者によれば、現在(2026年5月末)の時点で用地取得率は約30%だといいます。
実際のところ、鎌ケ谷消防署の先、「粟野十字路」交差点側で現道と接続する部分はすでに用地が確保されていますが、ポツリポツリと家屋が残っています。464号側も畑が残存し、完全な用地買収はできていません。工事の開始まではまだかかりそうな状況です。
ここさえ開通してしまえば、鎌ケ谷の大渋滞の解消に少なからず効果はありそうで、さらに交差する464号も市川市の外環道まで接続する計画もあり、「完成まで向こう数十年」という長いスパンにはなるものの、鎌ケ谷エリアの交通状況は大幅改善する見込みです。
今後、用地買収が完了し、工事のスムーズな着手に期待が高まります。
Writer: くるまのニュース編集部
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