いすゞ「“精悍”超静音モデル」実車公開! 高性能「4WD超静音ユニット」搭載で地上高は203mm確保! 斬新「ブルーの3段V字グリル」もイイ「D-MAX EV」海外モデルを人テクで披露
いすゞとUDは「人とくるまのテクノロジー展2026」に出展し、いすゞのBEV(バッテリー電気自動車)トラック「D-MAX EV」を展示しています。
最新のBEVピックアップトラック「D-MAX EV」
いすゞ自動車は2026年5月27日から29日まで開催される自動車技術の展覧会「人とくるまのテクノロジー展2026」へブース出展を行いました。同展覧会では、UDトラックスとの共同ブースにて最新技術の展示が行われています。
なかでも、とりわけ注目を集めているのがバッテリーEV(BEV:電気自動車)ピックアップトラック「D-MAX EV」の実車展示です。どのようなモデルなのでしょうか。
D-MAX EVのベースとなる「D-MAX」は、2002年に登場した貨客兼用ピックアップトラック(PPV:Pick-up Passenger Vehicle)です。
いすゞの世界戦略車として、アジア・欧州・中東・アフリカ・中南米・オセアニアなど100か国以上で販売されており、グローバルでの認知度は高くなっています。
そして今回展示されたD-MAX EVは、2019年デビューの3代目D-MAXをベースに開発されたBEVモデルで、2024年3月にタイで開催された「バンコク国際モーターショー」で世界初公開されました。
パワートレインには、モーターと駆動部を一体化した新開発の「eアクスル」をフロントとリアにそれぞれ搭載しています。フロントに40kW、リアに90kWのモーターを組み合わせたフルタイム4WD構成とし、システム最大出力130kW(約176馬力)、最大トルク325Nmを発揮します。
エネルギー源には66.9kWhのリチウムイオンバッテリーを採用。最高速度は130km/h以上を実現し、一充電航続可能距離はWLTCモードで263kmを確保しています。
いすゞとしては初の1トン積みピックアップトラックのBEVとして開発され、D-MAXが持つタフな基本性能を引き継ぎながら、BEVならではのリニアな加速感と低騒音・低振動も両立しているといいます。
実用性能も見逃せません。堅牢なフレームとボディの設計により、最大積載量1トン、最大けん引能力3.5トンを確保。最低地上高も203mmとしており、商用・乗用の幅広い用途に対応できるスペックとなっています。
ドライバーの疲労低減という観点からも、BEVの特性が活かされているといえるでしょう。

エクステリアはD-MAXのアイコンであるV字型グリルとヘッドライトインナー加飾にブルーのアクセントカラーを取り入れ、電動化と先進性を視覚的に表現しています。従来モデルの力強い印象を保ちつつ、BEVとしての差別化を図っているのが特徴です。
市販モデルはノルウェー市場を皮切りに展開されています。ノルウェー仕様では5人乗りのダブルキャブと2人乗りのエクステンドキャブを設定し、価格は78万9900クローネ(約1343万円)から85万9900クローネ(約1462万円)です(2026年5月下旬現在のレート換算)。
2025年夏に発売が開始され、2026年には英国でも展開。その他の地域についても、使用環境やインフラ整備状況を見ながら順次拡大していく方針としています。日本での発売は現在のところアナウンスされていません。
なお、いすゞ・UDブースではこのD-MAX EVの展示に加え、2026年型のいすゞ/UDの大型トラック「ギガ/クオン」(トラクター系)のパワートレインの実機展示も行われています。
また、カーボンニュートラルへの取り組みや商用車の先進安全技術、データ活用サービス、自動運転技術、「UDアクティブステアリング」なども動画やパネルで紹介されました。
なお、6月17日から19日にはAichi Sky Expo(愛知県常滑市)でも開催される予定で、愛知会場ではいすゞ「ギガ」(2025年モデル)の新規追加安全機能の紹介も行われるとのことです。
Writer: くるまのニュース編集部
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