暑さ寒さもすぐに解消! 車内環境を向上させる高機能シート 国産メーカーも採用拡大中

夏場の暑い時期や冬場の寒い時期など、エンジン始動直後はエアコンが効くまで「我慢」をすることになります。しかし、最近ではカーエアコンよりも早く快適になる装備が普及しています。

湿気や蒸れもなくし、快適性を向上

「シートベンチレーション」について、主な国産車では、トヨタ「ランドクルーザー」(ZX、AX“Gセレクション”に標準装備)、トヨタ「クラウン」(G-Executive、G-Executive Fourに標準装備)、マツダ「アテンザ」(25S L Package、XD L Packageに標準装備)、ホンダ「レジェンド」に採用され、レクサスでは、ほとんどの車種に「シートヒーター」や「シートベンチレーション」がオプション設定(一部標準装備)されています。

マツダ「アテンザ」

 最近になって徐々に増えてきた「シートベンチレーション」について、マツダは次のように話します。

「マツダでは乗員の快適性を向上させるため、2018年5月に大幅改良したフラッグシップモデルのアテンザからシートベンチレーション機能を採用しています。シートベンチレーション機能とは、シートバックや座面など乗員の身体とシートが接触する部分の空気を換気することで、蒸れや熱のこもりを解消させるものです。

 とくに夏場などの暑い時期に効果的な機能となり、快適な運転環境を提供します。ただしベンチレーション機能を装備していても、通気口がシートの一部にしかないと局所的に冷えたり蒸れたりして、『快適』とはいえませんが、今回のアテンザでは、座面/シートバックともに、身体に接触する部分のほぼすべてに吸い出し口を設置しています」

 また、レクサスディーラーのセールススタッフは、「車種やグレードによって、シートヒーターやベンチレーションを付けることができます。とくに一度快適性を体感すると“装備がないクルマには戻れない”というお客様もいらっしゃるほどです」といいます。

 日々、クルマの車内環境は向上しています。カーエアコンがオプション装備から標準になり、「シートヒーター」も標準装備になりつつあります。今後は、「シートベンチレーション」も一般的に普及し始めると、季節に関係なく快適なドライブが楽しめるでしょう。 

【了】

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Writer: くるまのニュース編集部

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