暑さ寒さもすぐに解消! 車内環境を向上させる高機能シート 国産メーカーも採用拡大中

夏場の暑い時期や冬場の寒い時期など、エンジン始動直後はエアコンが効くまで「我慢」をすることになります。しかし、最近ではカーエアコンよりも早く快適になる装備が普及しています。

徐々に増え始めた「シートベンチレーション」

 クルマで移動する際、外気の影響によって室内環境は大きく変化します。特にエンジン始動直後の室内温度は、夏であれば非常に暑く、冬の場合はかなり寒いという状況です。

 従来であれば、カーエアコンによって室内温度が適温になるまで待つしかありませんでした。しかし、最近では、「シートヒーター」や「シートクーラー」(以下:シートベンチレーション)を装備するクルマも徐々に増えてきています。

レクサス「LS500」の後部座席シートに備わっている空調操作パネル

 まず、「シートヒーター」とは、シート内部に電熱線が組み込まれ、そこに電気を通すことによって暖かくなる仕組みです。10年ほど前から国産車にも普及されはじめました。

 カーエアコンと違い、身体に接しているシート自体を発熱させるため外気環境に関わらず、身体を早く温めることができます。また、「シートヒーター」を使用した場合、カーエアコンの風量を抑えることができるため、冬場の乾燥しやすい環境を緩和することもできます。

 現在では、高級車から軽自動車まで幅広い車種に標準やオプションで装備されています。上位グレードでは、後部座席に備え付けられているものも存在し、一般的な機能といえるまで普及しています。

 また、最近では夏場の暑さを抑制する「シートベンチレーション」も徐々に増えてきています。数年前までは、高級輸入車メーカーの一部グレードで搭載されるほどでしたが、いまは国産メーカーでも採用され始めています。

「シートベンチレーション」には、大きくふたつの仕組みが存在します。ひとつはシート内部から送風するタイプで素早く冷涼感を体感できるものです。もうひとつは、シート内部に吸い出し口を設けたタイプで、1点に送風する仕組みと違い、熱のこもりを吸い出し、乗員とシートの間の局所的な冷えを防止する効果があります。

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