トヨタ新「“2人乗り”ランクル」まもなく登場! カクカクボディ&「めちゃ広ッ荷室」採用! 四駆燃費だけど燃費がイイのも魅力! “実用仕様“の「ランドクルーザー コマーシャル」英国モデルって?
2026年1月、トヨタの英国法人が発表した「ランドクルーザー コマーシャル」は、48Vハイブリッドを採用しながら、本格オフローダーとしての性能と高い積載性を両立しています。一体どのようなモデルなのでしょうか。
後席を廃した“2人乗り”仕様!
2026年に入り、自動車業界では商用車にも電動化の波が一段と広がっています。特に欧州では、環境性能を重視しながらも実用性を犠牲にしないモデルへの関心が高まっており、各メーカーが新たな技術を取り入れた車両を続々と投入しています。
そんななか、トヨタの英国法人が2026年1月に発表した「ランドクルーザー コマーシャル」の48Vハイブリッドモデルは、本格オフローダーとしての伝統を守りながら時代のニーズに対応した1台です。
ランドクルーザーといえば、1951年に誕生した通称「トヨタ・ジープ(BJ型)」を起源とする、トヨタを代表するクロスカントリー車です。
70年以上にわたり、世界中の過酷な環境で活躍してきた歴史を持ち、砂漠地帯や山岳路、雪道など舗装されていない道でも高い信頼性を発揮してきました。
頑丈なラダーフレーム構造や優れた四輪駆動性能は、長年にわたってランドクルーザーの象徴ともいえる存在です。
現在のランドクルーザーシリーズは、用途や地域に応じて複数の系統に分かれています。高級志向の「300系」、耐久性を重視した「70系」、そして日常使いと悪路性能をバランスさせた「250系」が展開されており、英国市場では250系をベースとしたモデルが販売されています。

今回のランドクルーザー コマーシャルも、この250系をベースに開発された商用仕様です。
この商用モデル最大の特徴は、一般的な乗用SUVとは異なり、積載能力を重視した設計が採用されている点です。後席は取り外され、乗車定員は2名のみとなっています。
その分、広大な荷室空間が確保されており、仕事用の機材や大型の荷物を積み込みやすい構造になっています。
荷室には耐久性に優れた床材が使用され、荷物固定用フックも装備されています。さらに、キャビンと荷室を区切るスチール製のバルクヘッドも設置されており、急ブレーキ時などに積載物が前方へ移動するのを防ぐ安全対策も施されています。
リアウインドウ部分には外部から荷室内部を見えにくくする専用パネルが備わり、防犯性への配慮もなされています。
なお、車両自体は日本国内で生産されますが、商用仕様への改装作業は英国ダービーシャー州バーナストンにあるトヨタ・マニュファクチャリングUK工場で実施されます。
現地での需要に合わせて最終的な仕様変更を行うことで、英国市場に適した商用モデルとして仕上げられているのです。
パワートレインは、2.8リッター直列4気筒ディーゼルエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせています。
エンジンの最高出力は205馬力、最大トルクは500Nmを発生します。そこにモーター機能付きオルタネーター、いわゆるモータージェネレーターと小型リチウムイオンバッテリーを追加することで、発進時や加速時のアシストを行い、燃費性能の改善を図っています。
近年は大型SUVや商用車でも電動化が求められていますが、一方で悪路走破性や耐久性を維持することも重要視されています。
その点、このランドクルーザー コマーシャルは、ハイブリッド化によって性能低下を招いていない点が特徴です。
従来型ディーゼル車と同様に四輪駆動かつ、最大渡河性能も同じ700mmを維持しており、深い水たまりや川を越えるような環境でも高い走破性能を発揮します。
荷室スペースも非常に広く、長さ1685mm×幅1286mm×高さ990mmを確保しています。容量は最大2000リッター(VDA方式)となっており、工具類や大型機材、アウトドア用品なども余裕を持って積載できます。単なるSUVではなく、本格的な仕事用車両として使える実用性を備えている点も魅力です。
装備面についても充実しています。18インチアルミホイールをはじめ、電動調整式ドライバーズシート、ヒーター付きフロントシート、開閉式ウインドウハッチ付きパワーバックドア、自動防眩ルームミラー、電動パーキングブレーキ、オートデュアルゾーンエアコンなどを標準装備しています。商用車でありながら快適性にも配慮されており、長距離移動の多いユーザーにとっても扱いやすい仕様です。
インフォテインメント機能も現代的で、9インチタッチスクリーンを採用。Apple CarPlayとAndroid Autoに対応したワイヤレス接続機能も備えているため、スマートフォンとの連携もスムーズに行えます。仕事用としてだけでなく、普段使いにも適した使い勝手を実現しています。
なお、グレードはモノグレード構成で、価格は5万4425ポンド(約1165万9000円、2026年5月末時点)。2026年8月に英国で発売され、9月から納車が開始される予定です。
伝統的な悪路性能を守りながら、環境性能や快適性を高めた新しいランドクルーザー コマーシャルは、今後の商用SUV市場において大きな存在感を放つ1台となりそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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