約1900万円! 斬新「“ちいさな”高級車」に注目ッ! レトロデザイン&「豪華内装」採用! エンジンは「馬力約2倍アップ」で運転楽しそう! 手作りの「ウッド&ピケット・ミニ by カラム」英国モデルって?
電動化が進む2026年の自動車業界で、クラシックカーを現代技術で再構築する“レストモッド”への注目が高まっています。なかでも「Wood and Pickett Mini by CALLUM(ウッド&ケット・ミニ・バイ・カラム)」は、往年のミニの魅力を残しながら、快適性や走行性能を大幅に進化させた1台です。一体どのようなモデルなのでしょうか。
英国職人が仕立てる究極のレストモッド
自動車業界では電動化や自動運転技術の進化が話題の中心となっていますが、その一方で、古い名車を現代の感覚で再構築する“レストモッド”の人気もさらに高まっています。
最新技術を詰め込んだ新型車とは異なる魅力として、往年のデザインや機械的な味わいを残しながら、現代でも快適に走れるよう仕立て直すスタイルが、多くのクルマ好きの心を掴んでいます。
そんな流れをくんだ1台が、イギリスのデザイン会社CALLUMと、伝説的コーチビルダーとして知られるWood & Pickettが共同開発した「Wood and Pickett Mini by CALLUM(ウッド&ケット・ミニ・バイ・カラム)」です。
クラシックミニをベースにしながら、現代の技術やデザイン感覚を融合させたこのモデルは、単なる復刻車ではなく、新しい価値観を持った特別な1台として誕生しました。

CALLUMを率いるイアン・カラム氏は、アストンマーティン「V12ヴァンキッシュ」やジャガー「Fタイプ」などを手掛けた世界的デザイナーとして知られています。
その彼が今回取り組んだプロジェクトの1つは、英国車文化の象徴ともいえるクラシックミニの再解釈でした。
ベースとなっているのは、1997年から2001年に生産された「Mk5 Sportspack Mini(マークファイブ・スポーツパック・ミニ)」です。
オリジナルのミニらしいコンパクトなボディや愛嬌あるシルエットは維持しながらも、細部には現代的なアップデートが施されています。
エクステリアでは、新設計のフロントおよびリアバランス、サイドシル、大型フェンダーが与えられ、クラシックミニ特有の可愛らしさを残しながら、より精悍な印象へと変化しています。
さらに、前後ライトまわりも刷新され、LED技術を取り入れたことで視認性と現代感が向上しました。
足元にはCALLUM専用デザインの13インチアルミホイールを装着。クラシックな4スポークデザインを採用しつつ、現代的な質感に仕上げられています。
また、サスペンションも専用チューニングが施され、ブレーキにはベンチレーテッドディスクを採用することで、クラシックミニとは思えない安定感と制動性能を実現しています。
インテリアも大幅に刷新されています。室内には高級レザーやウッドパネル、金属製スイッチなどが組み合わされ、1960年代の英国高級車を思わせる雰囲気を演出しています。
一方で、小型タッチスクリーンやApple CarPlay対応インフォテインメントも組み込まれており、クラシックカーでありながら日常使用にも対応できる快適性を備えています。
特に注目されているのが、Wood & Pickettの歴史を現代的に解釈したダッシュボードです。
往年の「Margrave Mini(マーグレイヴ・ミニ)」を彷彿とさせる木目パネルに加え、アナログメーターや金属製トグルスイッチが並び、クラシックとモダンが違和感なく融合しています。
さらに、このモデルは見た目だけでなく走行性能にも徹底的に手が加えられています。搭載されるのは、再構築された1.3リッターAシリーズエンジンで、排気量は1310ccへ拡大。ステージ3仕様のチューニングにより、最高出力は110馬力を発揮します。
これはオリジナルミニと比較するとほぼ倍近い出力であり、小さなボディには十分すぎるほどのパフォーマンスです。
加えて、専用セッティングのECUやツインポイントインジェクション、新設計シリンダーヘッド、2本出しエキゾーストも採用され、クラシックミニ特有の軽快感を残しながら、より鋭いレスポンスを実現しています。
トランスミッションも強化されており、現代の交通環境でも安心して走れる仕様へ変更されています。
さらに、防音性や乗り心地も改善されており、従来のミニで課題とされていた振動や騒音も大幅に抑えられています。
このWood and Pickett Mini by CALLUMは量産車ではなく、すべてイギリス国内でハンドメイド生産されます。
オーナーはCALLUMのデザインチームと直接相談しながら、自分だけの仕様を作り上げることが可能です。
ボディカラーや内装素材はもちろん、細かな仕上げまでオーダーメイド対応となっており、同じ仕様の個体は存在しません。
価格は最新情報では8万8000ポンドからとなっており、2026年5月末時点のレートで日本円換算すると約1890万円になります。
クラシックミニとして考えると非常に高額ですが、その内容は一般的な旧車レストアとは別次元です。
職人による手作業、現代技術による再設計、そして世界的デザイナーによる監修が組み合わさった特別な作品といえるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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