トヨタの新型「軽バン」に注目! パワフルなのに「超静音&低振動」で使い勝手サイコー! 「最大257km」走る後輪駆動の「ピクシスバン デラックス」特徴は?
トヨタは2026年2月に「ピクシスバン」のBEVモデルをラインナップに追加しました。同車初の電動モデルですが、どのような特徴があるのでしょうか。
トヨタの新型「軽バン」に注目!
2026年2月2日、トヨタは軽商用車「ピクシスバン」のBEVモデルを発売しました。
同車にとって初の電動モデルの追加であり、ビジネスの現場における脱炭素化を加速させる一台として注目を集めています。
どのような特徴があるのでしょうか。
ピクシスバンは、ダイハツ「ハイゼットカーゴ」のOEMモデルとして、2011年に発売されました。
トヨタのピクシスシリーズは他にも展開されており、「ピクシスエポック(ミライース)」、「ピクシストラック(ハイゼットトラック)」などがありますが、いずれもダイハツのOEMモデルです。
現行型のピクシスバンは2021年に発売された2代目モデルです。この現行型をベースに、今回新たにBEVモデルが設定されました。

ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1890mm、ホイールベース2450mmです。エンジン車のパワートレインは660cc直列3気筒エンジンあるいは同ターボエンジンに、5速MTあるいはCVTの組み合わせとなります。駆動方式は2WDと4WDから選べます。
一方、BEVモデルは2WD(後輪駆動)のみのラインナップで、一充電走行距離(WLTC)は最大257kmです。これは商用BEVバンにおける最長距離となっています(2026年2月現在)。
搭載されているBEVシステム「e-SMART ELECTRIC」はスズキ、ダイハツ、トヨタの3社で共同開発したもの。さらに商用車の共同企画会社「CJPT」も企画に参画し、効率的なラストワンマイル輸送に最適な仕様が追求されました。
このBEVシステムは、最高出力47kW、最大トルク126Nmを発生。モーター駆動ならではの優れた静粛性を実現しているほか、大容量バッテリーを床下に配置して低重心化したことや、新設計のリアサスペンションの採用などにより、たくさんの荷物を積んだ状態でも力強い発進と優れた操縦安定性、快適な乗り心地を両立しています。
充電時間は、急速充電50分で約80%、普通充電(6kW)なら6時間で満充電が可能です。最大1500W(AC100V)の外部給電も可能で、パソコンや工具など作業に必要な電力を賄えます。
走行中も給電できるため、移動時間を有効活用して作業効率を高めることができるほか、V2Hにも対応しており、別売りのV2H機器に接続することで災害時などに家庭に向けての給電が可能です。
さらに、バンとしての積載性能も十分です。最大積載重量は350kgでガソリンモデルと同様の数値を実現。また、室内長1920mm×室内幅1270mm×室内高1250mmという室内寸法は、軽キャブオーバーで最大のサイズです(2026年2月現在)。
加えて、荷室フロア地上高は630mmと低く、荷物の載せ降ろしも容易にできます。
シートは水拭き可能な「撥水機能付きフルファブリックシート表皮」となっており、荷物や作業着の汚れを気にせず使用できます。
一方で、運転席と助手席にエネルギー効率の高いシートヒーターを採用し、快適性と省エネルギー性を両立させています。バッテリー残量や電力の使用状況がすぐに分かる「7インチTFTアクティブマルチインフォメーションメーター」を採用しているため、計画的な使用や充電が可能です。
ピクシスバン(BEV)は「デラックス」の1グレード展開で、価格(消費税込)は314万6000円です。
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EVシフトの勢いは一時期に比べて少し落ち着きを見せているものの、将来的にはさらなる普及が予想されています。その波は乗用車だけでなく徐々に商用車に、そしてラストワンマイルを担う軽商用車にも押し寄せています。
そのなかでピクシスバンはクリーンな物流に貢献する一台となるのではないでしょうか。
Writer: 廣石健悟
1985年長野県生まれ。鉄鋼系物流会社や半導体パッケージメーカーの技術者を経てフリーライターとして独立。19歳で自動車に興味を持って以来、国産車を中心にさまざまな情報収集をしている。これまで乗り継いだ3台のクルマはすべてMT車。4台目となる現在の愛車はマツダ アテンザセダン(6速MT)





































