日産「“新型”フェアレディZ」登場まであと少し! 53年ぶりに復活した伝説の「Gノーズ」&MT設定もあるNISMOが出現! 夏発売予定の最新モデルはどんな進化を遂げた?

2026年夏に登場予定の日産「新型フェアレディZ」。果たしてどのような進化を遂げているのでしょうか。

外観だけではなく中身も進化!

 日産「GT-R」の生産が終了した現在、同社のラインナップで唯一の本格スポーツカーとして存在するRZ34型「フェアレディZ」。

 2022年8月に登場した現行モデルが、この夏にマイナーチェンジを実施することがアナウンスされています。

 今回の改良における最大の注目点は、一新されるエクステリアデザインにあります。特にフロントマスクは、新しいデザインのフロントバンパーとグリルが採用され、その姿を大きく変えます。このデザインは、初代フェアレディZ(S30型)の高性能仕様「240ZG」が装備していた、通称「Gノーズ」を彷彿とさせるものです。フロントノーズには従来の日産ロゴに代わってZエンブレムが装着され、このクルマが特別なモデルであることを際立たせています。

 現行のRZ34型フェアレディZは、2022年の登場時から初代S30型をオマージュしたデザインで高い評価を得ていましたが、ファンの間からは伝説的なGノーズの再現を望む声が数多く寄せられていました。新しい2027年モデルは、まさにその期待に応える形でデザインされた車両です。

 デザインの源流となった初代S30型は1969年に登場した歴史に名を刻むモデルであり、1971年11月には輸出専用だった2.4L直列6気筒「L24」型エンジンを積む高性能仕様「240Z」が国内市場にも投入されました。その中でも最上級グレードであった240ZGは、空気抵抗を減らすためにフロントバンパーと一体化したロングノーズ、すなわちGノーズを採用したことで大きな注目を集めました。

約30mm前方に伸ばされたマイナーチェンジ版「フェアレディZ」のフロントノーズ。往年のGノーズを彷彿とさせるデザインとなっています
約30mm前方に伸ばされたマイナーチェンジ版「フェアレディZ」のフロントノーズ。往年のGノーズを彷彿とさせるデザインとなっています

 しかし、その後のオイルショックの影響で240Zはわずか1年半後の1973年4月に生産を終え、結果としてGノーズは初代Zの中でも極めて希少な仕様となり、今なおフェアレディZの歴史を語る上で不可欠な伝説的な存在として語り継がれています。

 エクステリアの魅力はこのGノーズだけではありません。ボディカラーには、往年のS30型に見られたグリーンからインスピレーションを受け、現代的にアレンジした鮮やかな新色「ウンリュウグリーン」が追加されます。

 改良は外観だけに留まりません。足回りにも大幅な手が加えられ、フロントブレーキには、GT-Rから技術を受け継いだ2ピース構造のブレーキローターが採用されました。これによって冷却機能が向上し、サーキット走行時のブレーキパッド温度が大幅に低減されるだけでなく、約9kgの軽量化も達成しています。

 さらに、高性能版である420馬力の「NISMO」グレードには、ファンが待ち望んだ6速マニュアルトランスミッション(MT)が新たに設定される模様です。この6速MTはNISMOグレード専用に設計され、クラッチが強化されています。新型のシフトレバーはシフトストロークが大幅に短縮され、迅速かつ確実なシフト操作を実現します。

 またスロットルと点火タイミングの制御を調整することで、よりシャープでアグレッシブなスロットルレスポンスと力強いトルク伝達を実現。MTならではのドライバーを満足させる力強い加速感をもたらします。

 NISMOグレードのサスペンションはフロントエンドの軽量化に合わせて再調整され、ステアリングラックも改良によってフリクションが20%低減したことで、スムーズなコーナリングフィールと修正舵の減少に寄与しています。なお、通常グレードでも大径モノチューブ式ショックアブソーバーが採用され、乗り心地やハンドリング性能がさらに高められました。

 今回の改良は、単に過去のデザインを模倣しただけでなく、現代の技術で走行性能を徹底的に磨き上げたものです。伝説のGノーズをまとった新しいフェアレディZは、往年のファンだけでなく、新しい世代のスポーツカー愛好家をも魅了し、その輝かしい歴史に新たな章を加える一台となるでしょう。

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Writer: くるまのニュース編集部

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日産 フェアレディZ
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新車価格(税込)

550万円〜930万円

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