リッター約24km走る! トヨタの「3列シートミドルクラスミニバン」に大注目! 一部改良で新設定の「105万円安い“最廉価”グレード」どう違う!? 精悍エアロも標準装備の「“新”ノア S-X」どんなクルマなのか
トヨタはミドルサイズミニバン「ノア」の一部改良を発表しました。最大のトピックは、ウェルキャブ仕様を除く全グレードのパワートレインをハイブリッドに一本化したこと。そしてエアロデザインを採用した新たな最廉価グレード「S-X」の設定も注目されます。
エントリーモデルでありながらエアロボディを新採用
トヨタは2026年5月6日、ミドルサイズミニバン「ノア」の一部改良モデルを発売しました。
そのなかで、今回はエアロデザインを採用した新たな最廉価グレード「S-X」に注目します。
初代ノアは、2001年に姉妹車「ヴォクシー」とともに誕生しました。
個性派のヴォクシーとは対照的に、落ち着いた佇まいが特徴で、ファミリー層を中心に幅広い支持を集めてきました。
現行型は2022年1月登場の4代目。8年ぶりのフルモデルチェンジによって全グレードが3ナンバーサイズへと統一しています。
今回実施された一部改良における最大のトピックは、ウェルキャブ仕様を除く全グレードのパワートレインをハイブリッドに一本化したことです。
あわせてエアロデザインを採用した新グレード「S-X」の設定や、内外装の意匠変更・装備の拡充も実施され、商品力がさらに高められています。

なかでも、フロントフェイスは大きく刷新されました。
プロジェクター式LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)、LEDターンランプ、LEDクリアランスランプを採用し、よりスタイリッシュな印象を与える顔つきとなっています。
フロントグリルも、メッキ部位をメッキモール+ボディ同色の組み合わせに変更したことで、より柔和な雰囲気に変わりました。
インテリアでは、S-Xグレードを除いてシフトノブやウインドウスイッチ周りにピアノブラック塗装が採用されており、上質感が増しています。
また防音材をノイズの侵入経路に最適配置することで静粛性を向上させ、サスペンションの減衰力最適化によって乗り心地も改善されました。
さて、改良後のラインナップの中で最も手頃な価格帯に位置するのが、「S-X 2WD」(7人乗り・8人乗り)です。
ボディサイズは全長4695mm×全幅1730mm×全高1895mm、ホイールベース2850mmと、他モデルとの大きな違いはありません。
いっぽう価格(消費税込、以下同)は326万1500円で、最上級グレードの「S-Z E-Four」(430万9800円)とは約105万円の差があります。
S-Xは従来の「X」グレードに代わって新設された最廉価グレードで、エントリーモデルでありながらエアロ仕様のエクステリアを採用している点が特徴です。
ホイールは16インチスチールホイールに樹脂製フルキャップを装着。ボディカラーは新色の「ニュートラルブラック」「アーバンロック」を含む全4色から選択できます。
インテリアはダークグレーを基調とし、シート表皮はファブリック素材です。7人乗り仕様のセカンドシートには、折りたたみ式サイドテーブルやアームレストを備えたキャプテンシートを採用しています。
エントリーグレードということもあり、ステアリングホイールはウレタン製、パワースライドドアは助手席側のみの設定となっていますが、両側パワースライドドアはオプションで追加することも可能です。
メーターパネル内のマルチインフォメーションディスプレイは、従来の4.2インチから7インチへと大型化されており、視認性が向上しています。
安全装備については、予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準搭載しており、エントリーグレードでも安心できるのが大きな特徴。
パワートレインは1.8リッターハイブリッドシステムで、駆動方式はFF(前輪駆動)です。燃費はWLTCモードで23.8km/Lを達成しており、これはノアのラインナップ全体の中で最も優れた数値となっています。
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326万円台という価格帯でエアロスタイルのエクステリア、ハイブリッドによる低燃費、そして充実した安全装備を手に入れられるS-X 2WDは、コストパフォーマンスの高いモデルといえるでしょう。
ミニバンの購入を検討されている方にとって、最初の選択肢に挙げる価値がある一台です。
複数のトヨタ販売店に問い合わせてみたところ、前モデルのエントリーグレードXより好調に売れているとのこと。
今後もノアの好調な販売から目が離せません。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。






















