トヨタ斬新「ちいさな高級車」に注目ッ! 「このサイズで“V6エンジン”はロマンしかない」「見た目は普通なのに中身が化け物」「GRカローラを見て思い出した」の声も! “本格的な専用装備”が魅力の「ブレイドマスター」って?

2026年5月現在、トヨタグループにはトヨタ「GRヤリス」やレクサス「LBX MORIZO RR」など“小さくて高性能”なモデルがあるなか、2000年代に登場したトヨタ「ブレイドマスター」はそんな“小さくて速いクルマ”の時代を先取りしていた存在でした。ネット上では再評価する声も見られます。

“高級×コンパクト×高性能”を先取りしたトヨタの挑戦

 2026年の現在、トヨタは「GRヤリス」や「GRカローラ」、さらに「LBX MORIZO RR」のように、小さなボディへ本格的な走行性能を凝縮したモデルで注目を集めています。

 特にLBX MORIZO RRは、コンパクトサイズでありながら高級感まで追求した存在として話題になっており、「小さくても贅沢で速いクルマ」という価値観が、以前より自然に受け入れられる時代になりました。

 そんな流れを見ていると、かつてトヨタがかなり早い段階で似た方向性のクルマを送り出していたことを思い出します。そのうちの1台が2007年に登場した「ブレイドマスター」です。

 ブレイドマスターはトヨタ「ブレイド」の派生モデルで、当時の日本では、ハッチバックといえば実用性重視の大衆車というイメージが強く、価格も比較的手頃であることが求められていました。しかしブレイドは、そうした常識から少し外れた立ち位置を狙ったモデルでした。

 キャッチコピーは「大人しくない大人に、ショート・プレミアム」。単なる移動手段ではなく、コンパクトサイズの中に上質さや特別感を詰め込もうという思想がはっきり表れていました。

 ベースとなったのは同じトヨタの「オーリス」ですが、ブレイドは外装から内装、装備に至るまで大幅に差別化されています。

上質な素材が織りなす室内は、コンパクトカーの枠を超えたラグジュアリーな空間
上質な素材が織りなす室内は、コンパクトカーの枠を超えたラグジュアリーな空間

 ボディサイズは全長4260mm×全幅1760mm×全高1505-1530mm、ホイールベース2600mm。取り回しはしやすい一方で、全幅は3ナンバーサイズとなっており、見た目にもどっしりとした存在感がありました。

 フロントには専用の「b」エンブレムが装着され、ヘッドライトやリアまわりのデザインには当時のクラウンを思わせる雰囲気もありました。

 さらに各部にメッキ加飾が使われ、一般的なコンパクトカーとは異なる高級志向を強く打ち出しています。

 内装もかなり凝った作りでした。天井イルミネーションによる柔らかな光の演出は、今見てもかなり独特です。室内全体がラウンジのような空気感になり、移動時間そのものを快適にしようという考えが感じられました。

 シートにはスエード調人工皮革と本革を組み合わせた素材が採用され、チタン調パネルなども配置されています。樹脂素材の質感にも気が配られており、触れたときの印象までしっかり作り込まれていました。

 また、収納スペースにも工夫があり、大容量センターコンソールなど実用面も抜かりありませんでした。高級感だけを優先するのではなく、日常での使いやすさも両立させようとしていた点は興味深いところです。

 エンジンは標準モデルで2.4リッター直列4気筒エンジンを搭載。CVTとの組み合わせによって余裕のある加速を実現し、FFと4WDの両方が用意されていました。

 そんなブレイドに対してブレイドマスターには、3.5リッターV型6気筒エンジンが搭載され、最高出力280馬力、最大トルク344Nmを発生。

 今でも十分インパクトのある数値ですが、当時の国産ハッチバックとして考えるとかなり異例でした。

 コンパクトな車体に大排気量エンジンを押し込むという発想自体がかなり大胆で、まさに“羊の皮を被った怪物”のような存在だったと言えます。

 しかも単にエンジンを大きくしただけではありません。専用サスペンションや大型ブレーキ、17インチタイヤまで与えられ、走りに合わせた強化も徹底されていました。

 高速道路では静かで余裕がありながら、アクセルを踏めば一気に加速する感覚は、現在でも独特の魅力として語られています。

 さらにスポーティなSパッケージ、快適性を重視したLパッケージなど複数の仕様が用意されていた点からも、トヨタがかなり本気でこのモデルを育てようとしていたことが分かります。

 しかし現在の視点で振り返ると、ブレイド、特にブレイドマスターの考え方はむしろ時代を先取りしていたようにも見えます。今では小型車でも走行性能や質感を重視する流れは珍しくなく、GRヤリスやLBX MORIZO RRのようなモデルが高い支持を集めています。

 そう考えると、ブレイドマスターは「早すぎたプレミアムスポーツハッチ」だったのかもしれません。

 ネット上でも現在は再評価する声が目立ちます。「今なら確実に刺さるクルマ」「このサイズでV6はロマンしかない」「高速巡航が異常に快適だった」「当時のトヨタの挑戦精神を感じる」「見た目は普通なのに中身が化け物」「GRカローラを見てブレイドを思い出した」「こういう尖ったクルマをまた出してほしい」など、独自性を懐かしむ意見が多く見られます。

 発売当時は理解されにくかったものの、時代が追いついたことで価値が見直される。ブレイドマスターは、まさにそんな1台だったと言えそうです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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