3年ぶり大刷新の新型「“5人乗り”SUV」に注目! 全長4.5m級の「ちょうどいいサイズ」! 1500cc「ターボ」エンジン搭載のアルファロメオ「トナーレ」どんなクルマ?
2023年2月に日本デビューしたアルファロメオのミドルサイズSUV「トナーレ」が、2026年3月に大幅改良を受けた新型へと進化しました。はたしてどのようなモデルなのでしょうか。
イタリアの美学が光る「お洒落」なデザインへと進化
アルファロメオ「トナーレ」は、ブランド初のハイブリッドSUVとして2022年2月に世界初公開され、日本では2023年1月に発表、同年2月に発売されました。
トナーレは伝統のスポーティネスを継承しながら、電動化への変革を体現した「ラ・メタモルフォシ(La Metamorfosi)」を象徴するモデルとして誕生しています。また、同ブランドの弟分となるコンパクトモデルとして、「ジュニア(JUNIOR)」が2025年6月に日本で発売されました。
2026年3月17日には、日本デビューから3年ぶりとなる大幅改良を実施し、フロントデザインを刷新し走行性能も向上させた新型が登場。599万円(消費税込、以下同)からと、旧型比で大幅な価格見直しが行われています。
新型の最大のトピックはお洒落なフロントデザインの刷新です。33ストラダーレにも通じる立体感のある盾形グリル「スクデット」と、水平ラインを強調したトライローブグリル、さらにトナーレに初めて採用された4つの小さな開口部「アゾレ(Asole)」がスポーティな顔つきを演出しています。
あわせて全長を10mm短縮し、前後トレッドを左右4mmずつ拡大するなど、取り回しやすさと走行安定性も向上しました。ボディサイズは全長4520mm×全幅1835mm×全高1600mm、ホイールベース2635mm。5人乗りのミドルサイズSUVです。

パワートレインは、1.5リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンと48Vモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載します。システム最高出力は175ps(欧州参考値)を発揮し、0-100km/h加速は従来の8.8秒から8.5秒へと短縮されました。
電子制御式7速デュアルクラッチトランスミッションと組み合わせ、駆動方式は前輪駆動です。WLTCモード燃費は16.6km/Lです。
走りのキャラクターはアルファロメオらしさを忠実に継承しています。13.6:1というクイックなステアリングギア比、ALFA デュアルステージバルブサスペンション、ヴェローチェグレードに備わるブレンボ製4ポッドキャリパーがスポーティな走りを支えています。
新型ではエンジン制御の最適化と可変バルブタイミングの調整、高いギアへのシフトタイミングを早める制御を採用し、加速をよりスムーズに仕上げています。
品質面でも大きく進化しました。ボディ塗装を360度スキャンで検知する「イーグルアイ」システムを初導入し、出荷前品質を強化。先進運転支援システム(ADAS)の誤検知対策として新ソフトウェアを採用し、ワイヤレス充電の熱対策も施されています。
インテリアはシートカラーにブラックに加えてレッドが新たに選べるようになり、ステアリングヒーターとシートヒーターのショートカットボタンも追加。情熱的で上質な空間演出が一段と高まっています。
装備面では、フルLEDマトリクスヘッドライト、12.3インチ大型デジタルクラスターメーター、10.25インチタッチスクリーン、360度カメラ、アダプティブクルーズコントロール、衝突被害軽減ブレーキ、セミオートパーキングなどを備えます。また、自動車業界初のNFT技術を活用したデジタル認証機能も採用しています。
グレード構成は、ファブリックシートと18インチホイールを備えるエントリーグレード「トナーレ イブリダ スプリント」が599万円、三つ葉モチーフの20インチホイール「フォリ」とナチュラルレザーシートを装備する「トナーレ イブリダ ヴェローチェ」が653万円の2本立てです。
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イタリアンデザインとハイブリッドパワートレインを組み合わせ、独自の走りを提供するトナーレは、アルファロメオの電動化の第一歩として着実に進化を続けています。SUVに個性と走りを求めるドライバーに、有力な選択肢となるでしょう。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。



























































































