トヨタ「“次期”カローラ」登場へ!? 「ガソリンエンジン」も搭載する“大衆車”は美麗「クーペボディ」採用? “複数パワートレイン”で現実的なJMS25「カローラコンセプト」を振り返る

2026年に誕生60周年という大きな節目を迎えたカローラは、1966年の登場以来、世界中で販売されてきたトヨタの基幹モデルです。ここでは「ジャパンモビリティーショー」で公開された「カローラコンセプト」について解説します。

信頼性と実用性の代名詞「カローラ」

 2026年に誕生60周年という大きな節目を迎えたカローラは、1966年の登場以来、世界中で販売されてきたトヨタの基幹モデルです。

 その先の時代に向けてカローラがどう進化するのか、という問いに対する一つの答えとして提示されたのが2025年10月開催の「ジャパンモビリティショー2025」で世界初公開された「カローラ コンセプト」です。

 長年にわたり信頼性や実用性の代名詞であったカローラに、新たな価値観を加えようとする強い意志がこの一台には込められています。

 このコンセプトモデルは、まずそのデザインで従来のカローラのイメージを大きく覆します。フロントにはグリルレスの先進的な表情を与え、横一文字に伸びるLEDライトが未来的な印象を強調しています。

 低く構えたプロポーションと流麗なルーフライン、そして大径ホイールの組み合わせは、セダンの枠組みの中に、スポーティなクーペのようなシルエットを巧みに表現しており、実用車という枠を超え「見て魅力を感じるカローラ」を目指した意欲が感じられます。

 インテリアも同様に革新的で、運転席は操作性と集中力を重視したレイアウトとしながら、助手席や後席はリラックスできる空間として設計されています。大型ディスプレイや次世代のコネクティッド技術、進化した安全支援機能の搭載も想定されており、日常使いから長距離移動まで幅広く対応できる次世代セダン像が描かれています。

トヨタ「カローラ コンセプト」
トヨタ「カローラ コンセプト」

 技術面での大きな特徴は、特定のパワートレインに縛られないフレキシブルな設計思想が採用されている点です。バッテリーEVをはじめ、ハイブリッド、プラグインハイブリッド、さらにはガソリンエンジン車までを視野に入れたマルチパワートレイン対応のプラットフォームを採用しており、使用環境や地域特性、ユーザーのライフスタイルに応じた最適解を提供することを目指しています。

 この未来のカローラ コンセプトは、2025年10月に東京で開催されたジャパンモビリティショー2025で世界初公開されましたが、2026年1月23日から25日にかけて行われた「ジャパンモビリティショー札幌2026」でも披露。多くの来場者にとって、実物をその目で確認できるまたとない機会となった他、寒冷地ならではの事情を抱える北海道での展示は、マルチパワートレインという思想の現実性を来場者に強く印象づけるものとなったようです。

 トヨタの開発陣は、このコンセプトカーがそのまま市販化されるものではないとしながらも、デザインや思想の多くが今後の市販モデルに反映されていく可能性を示唆しています。

 若い世代にとって魅力的であることと、長年カローラを選び続けてきたユーザーが安心して乗り換えられることの両立を目指す姿勢こそ、カローラが長く支持されてきた理由でもあります。

 このカローラ コンセプトは、「これからの大衆車とは何か」「次の60年に向けてカローラはどう変わっていくのか」という問いを投げかける存在といえそうです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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